1 Stephen Curryの最新シグネチャーモデル、Curry 12の詳細が公開されました

Stephen Curryの最新シグネチャーモデル、Curry 12の詳細が公開されました

デザインプロセス

スニーカーデザインに関するStephen Curryの率直な意見は、言葉で表現する必要がないときもあります。

Curryの最新シグネチャーモデルであるCurry 12の開発初期に、Under ArmourのシニアフットウェアデザイナーであるEd Wallaceが、スニーカーのデザイン案を示すオプションのページをCurryに提案しました。WallaceはCurryにモックアップとオレンジ色のシャープペンを手渡しました。Curryは、気に入らないものには×印をつけ、承認を示すために笑顔の絵文字を使用しました。

「ページにはたった1つの笑顔があるだけでした」とWallaceは言います。「だから、私はその道を進んでいるとわかりました」

二人はデザインプロセス中、アイデアを交換しあい連絡を取り合います。Wallaceは進捗報告を送り、Curryはそれにメモを記入します。

「彼は時々サンプルの最新の写真をテキストで送ってくれます」とCurryは言います。「『これが私たちが取り組んでいるものだよ』と。私が最新の情報を得るために」

Curry 12のデビュー

Conversationsの中からCurryの最新シグネチャーモデル、Curry 12が生まれました。スニーカーはまだ完全に展開されていませんが、すでに存在します。Curryは8月のパリでの活躍でオリンピック金メダルを獲得する際にこのスニーカーを履いており、Under Armourはその月に米国色の2つのバージョンを限定販売しました。同社はまた、「Curry Tour」カラーの小規模なリリースも行っています。

Curry 12は、$140で販売され、10月18日金曜日にライトグレーの「Gravity」カラーでグローバルに正式に展開されます。他の展開予定のカラーウェイには、ダークマターの「Wardell Mode」（11月8日発売）や、雪のように白い「Shooting Star」（11月22日発売）など、宇宙をテーマにしたものがあります。また、燃えるような赤の「Supernova」Curry 12やエイリアングリーンの「Extraterrestrial」も近日中に登場予定です（いずれのリリース日もUnder Armourは確認していません）。

Curry 12の歴史

Curryがこのシーズンスニーカーで何を成し遂げるかに関わらず、Curry 12はオリンピックパフォーマンスの後にすでに歴史的な位置を獲得しています。これは、Golden State Warriorsがプレーオフを逃し、夏季中にPaolo Altoの高校体育館で数時間のリハーサルを行ったことと常に関連付けられるシューズです。

「私たちはプレーオフを逃して、その2か月間はプレーオフバスケットボールを見ていて、もがき、仕事に戻ろうと励まされていました」とCurryは言います。

彼はそれ以前にもスニーカーを履いており、NBAシーズン中の練習で時々それを披露していました。その後、米国代表練習のためにラスベガスに現れ、愛国的な白と青のCurry 12を履いていました。そして、パリでのチームUSAのキャンペーン中もそれを身に着けていました。

「練習では、いつもそのようなシュートをします」とCurryは言います。「どんなステージであっても、私は自信と信頼を持っています」

彼はこの夏のオリンピックで履いたCurry 12を思い出として保管する予定です。

「私は金メダル用のシューズを手に入れた」「私はそれを自分のために保管し、重要なコアメモリーとして思い返すものとします」とCurryは述べています。

Curryのスニーカー歴史

Curryは、NBAキャリアの時代を思い起こし、スニーカーの段階を思い起こすことができます。Under Armourと初めて出会ったのは2013年にブランドと契約する前で、ダウンタウンシャーロットのリッツカールトンでそのシーズンに履くSpawnモデルに馴染みました。その後、ClutchFitsが続き、2015年に初めてのシグネチャーシューズが登場しました。

Curryは、スニーカーの歴史におけるターニングポイントは、Under Armourが彼にFlowクッショニングを紹介した時であると言います。同ブランドによると、Flowは従来のゴム製アウトソールを置き換える非常にグリップ性のある素材としています。

「最初にFlowに出会ったのはWalnut Creekのジムだった」とCurryは言います。「彼らはすべてのイノベーションチームが集まり、それが2020年だった。Flowをアッパーに置いたり（オリジナルのCurry 4ですが、Flowボトムがある）」

彼はすぐにそれに取り組み始めました。Curryは、Flowのアウトソールがトラクションに優れており、彼のプレースタイルにとって不可欠であると述べています。彼はFlowを「silent assassin」と呼びます – そのシューズはゴム製のバスケットボールシューズのようにキューキューと鳴らないため、彼の足があまり滑らないと意味しています。

「そのわずかな差が重要です」とCurryは言います。

Flowは、2020年12月にデビューした彼の8番目のモデルから使用されており、Curry 12ではデュアルデンシティのFlowが使用され、上に柔らかいフォーム、下に硬いボトムフォームがあります。

「スティーブンがコートで必要とするパフォーマンスを得るために、私たちは一般的にそれを少し厳しくし、彼がその反応力を感じるようにしました」とWallaceは言います。

Under ArmourはCurry 12のすべてのテクニカルな詳細を謳っていますが、Pebaxプレートを前足部に破片状に、アッパーにエンジニアドメッシュ、タンに成形フォームパッケージを装備し、全体の重量を軽くするためにレイヤーを減らしています。デザイナーは、Curry 11のより複雑なビジュアルから離れ、強い、大胆な外観を目指しました。

「私はそこから方向転換し、より清潔で洗練された見た目と美学を創り出したかった」とデザイナーは述べています。

Curryのシグネチャーシューズ以外にも、Wallaceの管轄下にあるシグネチャーシューズがあります。Under Armourは、2020年にCurryに同社のサブブランドを与え、サクラメントキングスのガードであるDe’Aaron Fox向けにもスニーカーが登場します。WallaceがFox 1をデザインしました。

デザイナーは、ニューヨークでのCurry 12のプレビューイベントで期待されるものの一部を少し明かし、Foxがランナー風の低トップでストラップ付きのシルエットを求めたことを語りました。そのイベントでは「Fox 1」とラベル付けされた包まれた台座でメディアをからかいましたが、その後、その月中にシューズの完全な写真がSlam経由で登場しました。

Under Armourにサインする前の2023年にスニーカーフリーエージェントだったとき、FoxはすでにCurryのスニーカーを履いていました。CurryはプリゲームのシューティングアラウンドでFoxの履いている靴を見ており、たとえ同じペアを履いていることに気づいた場合でも、一度は靴を取り換えました。

ちなみに、Curryは相手と同じブランドのシューズを履いて戦うことには賛成していません。

「それは馬鹿げたことだと思う」とCurryは言います。「なぜなら、結局は彼らを倒すかどうかなんだから。そして、尊敬の印は『あなたの靴で負かしてやる』ということなんだ」とも述べています。

4月にプレーオフでウォリアーズからキングスを離れたFoxは、Curryの靴を使って対抗したことはありません。

Curry Brandの将来展望

Under ArmourのCurry Brandは単なるバスケットボールについてだけでなく、他のスポーツにも展開していくことを目指しています。そして、本当にグローバルに展開したいと考えています。潜在的なサイン契約者の名前は明かしませんが、Curryのゴルフへの情熱と投資を考えると、ゴルフでの機会が明らかにあります。

「Curry Brandのために取るべき機会と領土はたくさんあります」と彼は言います。