1 おしゃれな米の香水が新たなトレンド

おしゃれな米の香水が新たなトレンド

甘い香りからさりげない香りへのシフト

カジュアルな香水愛好家でさえ、食べ物の香りがする香水である「グルマン」が流行していることを知っています。ジャルディーニ・ディ・トスカーナのハチミツキャラメルのビアンコラッテやトムフォードのアーモンドトンカビーンのバニラセックスなど、過去1年で最も話題となった香水は、贅沢でおいしそうな香りがします。しかし、甘いデザートから何かより繊細なものに移りつつあるようです。

新たなお気に入りの香料：米

2023年初頭に、ディプティックがミュスキーでパウダリーな香りの「レオパピエール」を発売し、蒸したご飯を連想させることができる香りで一躍人気になりました。同じ年に、ベトナムの高級フレグランスブランドであるd’Annamが「ホワイトライス」を発売しました。この香りは最近、香水好きがフィルタリングされていないレビューやおすすめを共有するTikTokのコーナーで急速に人気を博しています。

お気に入りの米中心の香水を見つける

「米の香水はソーシャルメディアで注目されているため、今では多くのお客様がそれについて尋ねています」と、ロサンゼルスのScent Barのマネージャー、スティーブン・ゴンタルスキー氏は語ります。また、ジバダンのシニアパフューマーであるリンダ・ソング氏は、「特にニッチなブランドやインディー・ブランド、ヘアケアやスキンケア製品の中で、香りのノートとしての米への関心が著しく高まっている」と述べています。

お気に入りの米香水

ゴンタルスキー氏は、よりリアルなものを求める場合、「デイワンの台北」をお勧めしています。彼は、「これまで嗅いだ中で最も米っぽい香りの香水の1つです。蓋を開けると炊飯器から上がる蒸気が顔に当たるのを感じます」と言います。

結論

米の香水の台頭は、AAPIの創設者によって率いられるニッチで独立した香水ブランドの出現と時を同じくしています。d’Annamは、ベトナムの田舎で過ごした幼少期の思い出をブランドの香水に取り入れており、ホワイトライスからホーブレックファーストまで、その香りは本物の文化的体験から引用されています。世界的に認知されている他のアジア系保有の香水ブランドには、Borntostandout、Melt Season、Gabar、One Day、Mochiglow、最近になって醤油の香りが特徴のフレグランスがリリースされたELOREAなどが含まれます。