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クルマの未来はオートサロンにある。2018年版のレポート。

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先日、千葉県・幕張メッセで開催された「東京オートサロン2018」。自動車業界での大掛かりな動きをオフィシャルにアピールする「東京モーターショー」に対して、自動車メーカーや輸入車、チューニンングカー/カスタムカーを手がけるブランドやショップなど、バラエティに富んだ展示で多くのファンを集めるのが「オートサロン」です。3日間での来場者はなんと30万人超え。というわけで、早速潜入取材開始です。

フイナム編集部が独断と偏見で取材した今回。まず会場に入って目についたのは、ビビッドなイエローが映える「RANGE ROVER」でした。

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英国車を専門に、内外装のリニューアル&カスタマイズを手がけるビスポークショップ「RANGERS」ブースの一台。古さをまったく感じさせない、新品同様の見た目につい目を奪われてしまいました。

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続いては、アメリカを代表する〈ダッジ(DODGE)〉の人気車種「CHALLENGER」を、ミリタリーウェアでお馴染み〈アルファ インダストリーズ(ALPHA INDUSTRIES)〉仕様にした一台。手がけたのは、岐阜を拠点にカスタムショップを運営する「エッジカスタムズ(EDGE CUSTOMS)」。精巧な外装ペイントに加え、シートベルトにMA-1の素材を使っていたりと、随所に“ミリタリー”を表現。ミニカーを原寸大にしたような、大人の遊び心を感じるそのビジュアルに、多くの来場者が足を止めていました。

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とにかく広い会場。西、中、東、北エリアに別れた会場では、それぞれ趣向こらしたブースが出店していました。

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もはやオートサロンの醍醐味? のひとつになっているレースクイーン。クルマのテイストに合わせたコスチュームを着たレースクイーンの人、人、人。大賞を決めるコンテンツがあるのも頷けます。

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さて、話をクルマに戻して、〈スズキ〉が提案するキャンプカー「TALL CAMPER」。軽四なのに大丈夫? と疑問に思うかもしれませんが、否。荷物をしっかり積みこめるキャリアや、悪路でも安定の走破性を確保したステアリングやフロントカバー、タイヤなど、まさにルパン三世のアレを自で体現したようなクルマでした。これは実際に乗ってキャンプに行ってみてたいところです。

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〈ジープ〉の「ラングラーアンリミテッド」もご覧の通り。ちょっとしたアレンジを加えるだけで、より男らしい印象に。ノーマルも悪くないですが、カスタムしがいのあるモデルであることは間違いなさそうです。

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もちろん、新車ばかりではありません。なぜでしょう、昔の車に惹かれるのは? ことファッション業界においては、古いクルマを探して乗っている人が多いです。その理由には、古いデザインが新鮮に見える、子供の頃に憧れたクルマに乗りたかったから、自分なりにカスタムしていくのが楽しいなど、納得の理由がそこにはありました。この赤い「シャレード・デ・トマソ・ターボ」も然り。なんとも言えない魅力を感じます。

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ところ変わって、こちらはクルマに乗っている人なら、一度は訪れたことがあるカー用品専門店の「オートバックス」が新しく立ち上げた、プライベートブランド〈ゴードン ミラー(GORDON MILLER)〉のブース。持ち手を内側にすると積み重ねできる、無骨なデザインのワイヤーバスケットや丈夫なスチール製メタルケースは、いくつも揃えたくなります。この他にも、キッチンでも使えるマルチペーパータオルやボトルティッシュなど、そのまま飾れるようなインダストリアルなパッケージデザインの日用品も多数。機能へのこだわりはもちろん、デザインにもこだわったラインナップで、ガレージだけでなく、インテリアにも活かせそうでした。

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箸休め的な一台。値段はさておき、誰が乗るんだ!っていう。普段は見ることのできないクルマが見られるのも「オートサロン」ならではと言えるでしょう。

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時間的に見ることは出来ませんでしたが、いまをときめくアーティストによるライブも!

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よく見てください。ただの錆びたクルマではありません。どうやらここ最近、一部のカスタムカー業界で錆び加工がひとつのトレンドになっているようで、このクルマ以外にも“綺麗に”錆びたクルマをあちこちで見かけました。ちなみに外装の加工に対して、内装は新品同様。そのギャップもおもしろかったです。

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各会場を繋ぐ通路で一際異彩を放っていたのが、〈プーマ(PUMA)〉のブース。20年ほど前から一流のモータースポーツチームやドライバーのために、レーシングシューズやウェアのデザイン及び開発を行っている〈プーマ〉、現在はF1のフェラーリの他、メルセデス、レッドブルのドライバーにレーシングスーツやグローブ、シューズを提供。同ブース内でもレーシングシューズと安全靴が販売されていました。

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〈フォルクスワーゲン〉のブースの一角では、「アウトドア」をテーマにした展示が行われていました。キャンパーやサーファーの憧れでもあるレトロな見た目が特徴の「ワーゲンバス」と、写真にはありませんが「Golf Alltrack」の新旧フォルクスワーゲンによるキャンピングスタイル。アウトドアウェアに身を包んだ来場者が多く見受けられ、〈フォルクスワーゲン〉が提案するクルマの楽しみ方を再認識しました。

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これぞ「オートサロン」と言える一台。もちろん公道走行は不可。〈トヨタ(TOYOTA)〉が運営する自動車専門学校の生徒さんによるカスタムカー。見た目通り、“日本の和”をギュッと凝縮したという一台は、1999年式の「セリカ」をベースに、シートを着物の生地に、ギアハンドルをけん玉にしたりと、学生ならではのユーモアが炸裂しまくってました。

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というわけで、駆け足でレポートしてきた「オートサロン2018」のレポート。いかがだったでしょうか? 初参戦だったフイナムチームにとっては、すべてが新鮮で刺激に溢れていました。乗るだけがクルマという概念はもはやなく、ファッションと同様にトレンドがあり、エンターテインメントがあり、テクノロジーの最先端がありました。次回は2019年。一般の方も入場可能なので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

Text_Jun Nakada


AUTO SALON 2018
www.tokyoautosalon.jp/2018/

Source: フィナム

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