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Vetements も一目置く存在のネットラッパー、オーストリア出身の Yung Hurn に迫る

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オーストリアの首都ウィーンと聞いて、まず何を思い浮かべるだろうか? きっと芸術やクラシック音楽、オペラ、バレエなどを真っ先に思い浮かべる人が多いはずだ。ましてや、カウンターカルチャーやヒップホップ、インターネットアーティストと答える人はほぼいないであろう。そしてそんな“音楽の都”ことウィーン出身にしてYouTubeが生んだラップスター、Yung Hurn(ユッグ・ハーン)はドイツ語圏から誕生した唯一無二の才能であり、近年稀に見る存在であることは間違いない。

その自虐的なリリックや異世界すら感じさせる作品、そしてひとつのジャンルにとらわれることないスタイルが特徴的なハーンは、現在はドイツ・ベルリンを拠点に活動している。彼は今やインターネット上だけでなく現実の世界でも多くのフォロワーを獲得、ベルリン近郊ではその二極化した影響力でミレニアル世代の代表としても認識されている。

そして今回我々は、ニューヨークに滞在中の彼とコンタクトを取り、ラップ後進国オーストリアの現状について、そして彼自身のことについて訊いた。また何故ドイツ語のみでラップするのか、どういった経緯からパリコレ期間中に〈Vetements(ヴェトモン)〉のショーでパフォーマンスすることになったのか、など様々な質問を投げかけてみた。

– いつ、どういった流れでラップするようになったんですか?

数年前、仲間たちと遊び半分でフリースタイルをしていたんだ。適当なビートに乗せてさ。それからしばらくして『SoundCloud』に曲をアップロードするようになったんだよ。そしたらなぜだか沢山の人が聴いてくれるようになったんだ。

– 同年代はもちろん、ベテランと言われる人たちも含め、好きなラッパーはいますか?

好きなラッパーはたくさんいるけど、ここ最近はThree 6 Mafia(スリー・シックス・マフィア)やOutkast(アウトキャスト)を聴いているね。


– オーストリアのラップシーンについて教えてくれますか?

スペシャルでユニークなスタイルを持ったアーティストがいるよ。きっと他では見かけないタイプのね。でもそんな存在でもオーストリアでは超アンダーグラウンドな活動をしている。音楽で稼いでいるオーストリア出身のラッパーは大体ドイツに住んでいるんだ。

– より多くのリスナーを獲得するため、ほとんどのアーティストは英語で曲をリリースする傾向にありますが、それをしない理由は何ですか?

俺はドイツ語を話す人間が英語でラップするのは嫌いなんだ。だってそれはリアルじゃない。

– ファッションもユニークですが、特に気に入っているブランドはありますか?

ウィーンのブランド、が常に僕のフェイバリットだね。

– 『032c』や〈Vetemenst〉手がけるDemna Gvasalia(デムナ・ヴァザリア)など、最近はファッション業界からも注目されていますね。Demnaとはどうやって知り合ったんですか?

ショーで一緒に何かをやりたいって彼らサイドからアプローチしてきたんだ。そしてDemnaがチューリッヒのオフィスに僕を招いてくれて、その1ヶ月後くらいにパリのショーでLove Hotel Band(ラブ・ホテル・バンド)としてパフォーマンスしたのさ。

– 今後は、今まで以上にファッション関連の動きもありそうですか?

おそらくあるだろうね。

– 最後に、2018年の目標は?

僕の周りの人たちがハッピーでいてくれたらそれでいいよ。

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Source: HYPE BEAST

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