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次世代のインディ・ロックはここで学べる。深い愛情で出来上がったイベント「Rhyming Slang」。

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Photo by Kodai Kobayashi

ここ2〜3年で大きな変動を見せたインディ・ロックシーン。ファッションシーンからも注目を浴びる若手バンドが数多く台頭しました。一口にジャンルで括れませんが、その流れとは全く別の角度からシーンを盛り上げるイベントが東京にあるんです。

そのイベントはズバリ「Rhyming Slang」。2014年の5月にスタートし、すでに人気バンドとなったDYGLをはじめ、TAWINGSLuby Sparksなどアップカミングなアーティストたちを早い段階からこのイベントに招聘しています。

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Photo by Shusaku Yoshikawa

フックアップするアーティストの特徴は、正統派ともいえるロックやパンクが主。同時代的にインディ・ロックが盛り上がりをみせる韓国や台湾に目を付けて海外公演を行ったり、バンドの来日公演をサポートしたりと、海の向こうとの独自のコネクションもある独自のうねりをみせるイベントです。一昨年からは本格的にバンドの音源をリリースするなど、レーベルとしても機能しはじめました。

あくまでDIYな姿勢を貫きながら音楽シーンに特別なうねりを生む気になるイベント。というわけで、「Rhyming Slang」の主宰者のSUEさんにお話を伺ってきました。

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イメージを上手く形に出来たと語った2016年のスケートボードパークでのライブ。
Photo by Kodai Kobayashi

「イギリスのグラストンベリー・フェスティバル(世界最大のロックフェスティバル)を観るために渡英してロンドンに立ち寄ったときにウェアハウス・パーティに出会いました。街中で音楽が鳴っている環境に衝撃を受けたんです。東京に帰ってきてそういうイベントが無かったので、イメージのまま始めました。」

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スケボーランプの上演奏する日本では見かけない光景。イギリスではこのような自由な演奏スタイルを目撃してきたとか。
Photo by Kodai Kobayashi

ライブハウスとはまた違う場所で突然演奏がはじまり、ラフに音楽を楽しむ。イギリスで目にした体験をそのまま日本でも実現させたいという想いから誕生したのが「Rhyming Slang」です。

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DYGLのステージ。若い世代から年齢層の高い人たちまで多くの人が駆けつけた。
Photo by Shusaku Yoshikawa

こちらは「ZUSHI Surfers 」というレストランで開催されたDYGLの1stアルバムリリースのアフターパーティの模様。

「年齢層の高いファンが多かったんですけど、最近は若い子たちが注目してくれるようになったんです。」

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こちらがsurfers ZUSHI。海が一望できる特別なロケーション
Photo by Shusaku Yoshikawa

DYGLなど出演していたバンドの台頭もあり、いまでは若いエネルギーを持った新しいバンドと出会う機会をくれる道標のようなイベントになっています。そして先月には「Rhyming Slang」と繋がりのあるバンドに声をかけて製作したカバーコンピレーションアルバムがリリースされました。

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カバーコンピレーションアルバムのジャケット写真

参加バンドがOASIS、BUZZCOCKS、LOU REED、XTCなどの自らに影響を与えたバンドの楽曲をセルフカバー。全曲このアルバムのために新録されたとか。少しマニアックな選曲も味わいをもたらしています。

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TAWINGSのステージ
Photo By Masatoo Hirano

「配信やストリーミングが主流になっている反面、レコードやカセットがお洒落だからとパッケージがファッション化していますよね。この流れが悪いとかではなく、最近の若い子たちの感覚は “面白い” なと。」

こういった好奇心とチャレンジが「Rhyming Slang」の成長源。バンドの魅力を最大限にリーチしたいからこそ、ファンへの音楽の届け方に試行錯誤しているようです。今回はCDでの販売となりましたが、まだまだ深化の余地があります。

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また、コンピアルバムの発売を記念して明日1月14日(日)には、「下北沢THREE」と「Basement Bar」にて2カ所往来型のリリースパーティが開催されます。会場で販売されるカセットボックスがこちら。ピザ型のボックスがまあ可愛らしいこと。

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周りの協力を得ながらも、運営を行っているのは基本的にSUEさんただ一人。にも関わらずライブを開催、物販を製作、音源をリリースしたりできるのは、音楽への愛情や好奇心が突き動かしているから。そうつくづく感じるのです。

「ただ好きにやってたらこうなった。それだけなんです。音楽を愛しているからこそ自分も一客であり一ファンなんですよね。だから、観に来てくれる人と感覚がズレたら「Rhyming Slang」をやめるかなって。」

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Photo by Shusaku Yoshikawa

最近の音楽シーンから離れてしまっている方々。特に正当派ロックを愛する人たちはわざわざチェックする価値のあるイベントです。

Text_Rei Kawahara


Rhyming Slang
rhyming-slang.tumblr.com

RHYMING SLANG COVERS release party
開催:2018年1月14日(日)
場所:Shimokitazawa THREE&Basement Bar
住所:東京都世田谷区代沢5-18-1 カラバッシュビルB1F
open 12:00 / start 12:30(Basement Barは16:30からOPEN)
Adv:¥2,500yen/door:¥2,800 (D別)
FOOD:六角橋オルタナティブキッチン
メール受付:「1/14 Rhyming Slang Covers リリースパーティー予約」と件名に入れ名前フルネーム、電話番号、予約枚数を succhiri@gmail.comまでメールしてください。こちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。
出演:
DYGL
HWANG JAE YEON (AKUA from Seoul)
Yuksen Buyers House
Half Mile Beach Club
Cairophenomenons
Far Farm
ザ・ハイマーツ
TAWINGS
Luby Sparks
Suueat.
CHIIO
NENGU
すばらしか
THE BUTTERCUP
Screechy Club
and more!

Source: フィナム

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