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目と耳と舌で楽しむクラフトカクテルがもたらした、バーとバンドの邂逅。

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CYCLE SHAKE BAR

目と耳と舌で楽しむクラフトバーボンがもたらした、バーとバンドの邂逅。

ウイスキーといえばハイボール。でもウイスキーの楽しみ方はそれだけじゃもったいない。バーボンウイスキーを使ったカクテルなんてのも実に飲みやすくて、おいしいのです——。グルメバーガーシーンを牽引する「J.S. BURGERS CAFE新宿店」では “クラフトバーボン”をテーマに、2018年7月中旬(予定)まで、バーボン・ウイスキーを使ったカクテルを提供しています。しかもユニークなのは、バーテンダーがシェイカーをシャカシャカ振ってつくる通常のそれとはちがうところ。その実は自転車のホイールを組み込んだシェイクマシン「CYCLE SHAKE」にシェイカーをセットし、ハンドルをガシャンガシャンと回します。このクラフト感あふれるシェイキングにより生み出される色鮮やかなカクテルの味は? そもそも「CYCLE SHAKE」とはどんなもの? でき上がったカクテルを味わうOpen Reel Ensembleとは誰なのか? 順を追って説明しましょう。

  • Photo_Yuya Wada
  • Text_Satoru Kanai
  • Movie_CGM(Rui Shimamoto, Woomin Gen, Daichi Amano)
  • Edit_Shinri Kobayashi

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日本ではここしかない唯一無二のシェイカー。

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このインダストリアルな雰囲気を放つ黒い物体「CYCLE SHAKE」は、国内指折りの自転車ビルダーに発注したオリジナルのシェイクマシンのこと。19世紀のアメリカでミルクをシェイクするために開発されたシェイクマシンをカクテル用にアレンジしたもので、日本では「J.S. BURGERS CAFE 新宿店」でしかお目にかかれません。構造上、うまいカクテルを作るコツである“バーテンダーが描く八の字のシェイキング”を再現することができます。

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今回のポップアップバーでは“クラフトバーボン”をテーマに掲げていますが、カクテルのベースにクラフト感あふれる〈メーカーズマーク(Maker’s Mark)〉のバーボンをセレクトし、「バーボン・ウイスキー」とは、シェトランド諸島に生息する羊毛のみを使用したニットが「シェットランドウール」を名乗れるように、アメリカで生産され、政府の管理する規定を満たしたウイスキーのみにつけられる呼称です。

〈メーカーズマーク〉はケンタッキー州の小さな蒸溜所で人の手によって丁寧につくられているクラフトバーボンで、トレードマークである赤い封蝋もハンドメイド。1本ずつ蝋に浸すため、ひとつとして同じものはありません。まさに、クラフトバーボンに最適なバーボンなのです。

回転に魅せられ、回転を崇拝するパフォーマー。

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“クラフトバーボン”を味わってもらったOpen Reel Ensemble(以下、ORE)は、旧式のオープンリールテープレコーダーを楽器に変え、リールやテープに直接手を触れながら演奏を繰り広げるグループ/プロジェクト。2009年、和田永さんを中心とした5人体制で始動し、現在は和田永さん、吉田悠さん、吉田匡さんの3名で活動しています。

今回OREに白羽の矢を立てたのはなぜかと言えば、自転車のホイールとオープンリールという、ともに回すことで何かを生み出すという似通った構造を持っているから。またOREが自らの手で“楽器”を作っている点もクラフトバーボンというテーマに合っていると思ったからです。

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左から和田永さん、吉田悠さん

「J.S. BURGERS CAFE新宿店」を訪れる前に、彼らのスタジオで演奏をしてもらいましたが、カウンター越しにダイナミックなシェイキングが繰り広げられる「CYCLE SHAKE」がそうであるように、独特な迫力と動きを見て楽しめるのはライブならでは。

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吉田匡さん

「竹にテープを張って演奏するこのスタイルは、最近からですね。オープンリールは録音再生機なので、目の前に立って音を流しておくだけでもある程度のことができるんですよ。だけどOREとしての活動を始めたからには、身体を使ってライブでできることを追求しようと、それぞれが何をやっているか視覚的にもわかりやすく、且つ表現の内容も広がる方法はないかと考えたときに、あらかじめ音の入ったテープを竹に張って、音程をデジタル操作しながら弓のように演奏する『磁楽弓(じがっきゅう)』と呼んでいるこの奏法が生まれました」(吉田匡さん)

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「ほかにも、オープンリールのテープをドラムスティックで叩くことでパーカッションのように演奏する『テープタップ』という奏法も生まれました。」(和田さん)

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次いで和田さんは「アナログのオープンリールは、音が不安定だったり、手で触ると独特の歪みが起きたりする。空間の中での動きが、時間や音と繋がっていることが直感的な機械なんです。似たような音はシンセサイザーでも出せるんですけど、自分の身体を通して音に直接触るように演奏することでテープが持つ“ゆらぎ”の心地よさを出したい」とそのこだわりについて触れます。

「CYCLE SHAKE」はSF的で、キメラ楽器のよう。

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スタジオを離れて「J.S. BURGERS CAFE新宿店」へ。展示用として自転車タイプの「CYCLE SHAKE」が入り口に鎮座しています。奥のルーフトップテラス前にあるのが、もう一台のシェイクマシンを備えたポップアップバー「CYCLE SHAKE BAR」です。

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「CYCLE SHAKE BAR」で展開するクラフトバーボンは、全8種。その中から、バーボンとコーヒー、ミルクの新鮮な組み合わせにミントがアクセントを添える「ラテモヒート」、口いっぱいに広がる爽快な酸味が特徴のフレッシュレモンとバーボンをシンプルに合わせた「ブルックリン レモネード」、旬のフルーツを丸ごと使ったシーズナルカクテル(写真左から順)を、それぞれにチョイス。ちなみに1月のシーズナルカクテルは、イチゴをまるごとつかい、ジンジャーエールをベースにバジルでスパイスを効かせた「ストロベリー&バジル」です。

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3人ともに、普段はあまりお酒を飲まないそうで、「ウイスキーはショットでしか飲んだことがないので、ちょっと不安だった」そうだけど、ハーブやスパイスとバーボンを合わせたクラフト感のあるカクテルは、「飲みやすいし、おいしい」とおかわりをする勢い。飲み慣れないバーボンもカクテルベースにすることで好印象に変わったようです。

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また、ハンバーガーとカクテルという組み合わせ自体も「ハンバーガーにはコーラっていうイメージができあがっているけど、カクテルをあわせることでグルメバーガーの楽しみ方がようやくわかりました」というコメントも。

新しい民族楽器、来たる!

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スタジオでの準備から演奏、そして「J.S. BURGERS CAFE新宿店」へと場所を変えながら、OREの面々に話を聞くなかで、和田さんは何度かSF映画について語りたいと言っていました。やはりレトロフューチャーというかSF的な発想が活動の根底にあるのでしょうか。

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「ぼくらの世代はリアルタイムでオープンリールを触っていなくて。でも、どこかで見たことある。古いものかもしれないけどかっこいいし、見たことない新しいものという感覚が同居しています。そのワクワク感にSFやレトロフューチャー的世界観を感じるのかもしれません。」という吉田悠さんについで、「ぼくはSFもそうなんですけど、異国感みたいなのが最初にあって」と和田さんが会話を繋ぎます。

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ある小説の冒頭に『過去はひとつの異国である』という言葉があるんですよ。オープンリールは、過去という知らない異国からやってきたひとつの民族楽器という感覚がありましたね」

彼らはもともと民族楽器好きが高じてバンドを組んだ過去があり、その経験がいまのOREに繋がっているそう。バイオリンにトランペットが合わさったキメラ楽器や、エレクトリック仕様に改造された民族楽器など、現在の活動に繋がる要素が多分にあったということです。

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「聞けば、この『CYCLE SHAKE』は19世紀に発明されたものをベースに、カクテルを作るという目的でちょっとだけ構造を追加している。遺伝子を受け継ぎながら、脱皮していく感じですね」という和田さん。録音・再生機として現役で可動する70年代のオープンリールに、楽器としての構造を足すOREとの類似性を感じます。

ある世代にとって当たり前のバーボンやオープンリールは、別の世代にとってはヴィンテージ感を感じるモノ。だからこそ、“古いかもしれないけどかっこいいし、見たことない新しいもの”として映ります。それは、現在のレコードやカセットテープブームにも同じことが言えるのでしょう。

そう考えると「CYCLE SHAKE」は、過去からやってきた新しいキメラ楽器のような存在に思えてきます。そこで奏でられるリズミカルで豪快なシェイキングの音色は、ミレニアルズ世代にとって縁遠かったバーボンというお酒を、マイルドで近しいモノへと生まれ変わらせてくれるバースデイソングみたいなものなのかもしれません。

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音楽のライブがその場、そのとき限りのモノであるように、「CYCLE SHAKE BAR」もクラフトバーボンバーというここだけしか、そして、期間限定でしか味わうことのできない体験です。ぜひ、オープン中にお試しあれ。

CYCLE SHAKE BAR
期間:2018年1月12日(金)〜7月中旬(予定)
店舗:J.S. BURGERS CAFE 新宿店
時間:平日18:00〜23:00(L.O. 22:30)、土18:00〜23:00(L.O. 22:30)、日祝18:00〜22:30(L.O. 22:00)
※J.S. BURGERS CAFE 新宿店の営業時間と異なります。
電話:03-5367-0185
Instagram:@burgers.journal_standard.jp

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Source: フィナム

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