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SHOPPING ADDICT 2017 Oct. 〜編集部員のお気に入り〜

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目次

HOUYHNHNM

SELECTOR

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SHOPPING ADDICT 2017 Oct. 〜編集部員のお気に入り〜

“趣味” に迫ったフイナム・アンプラグド vo.6はいかがでしたか? コト消費に目が向いたけれど、やっぱりこの季節は純粋にファッションも楽しみたい! …というわけで、がっつりモノ消費な「Shopping Addict」をどうぞ!

  • Photo_Masaki Sato
  • Edit_Rei Kawahara

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komu

お引越し。

小牟田亮

鎌倉に移住して2年半。同じ鎌倉内にて引っ越すことになりました。これまで我慢してきた家具類を一気に買おうとしているのですが、なかなか見つかりませんね、お目当てのものは。

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MACKINTOSH 0001マッキントッシュ 0001のコート

気鋭の若手デザイナーが手がけるファッションピース。

1月のパリファッションウィーク中に見た〈マッキントッシュ〉から派生したプレミアムライン〈マッキントッシュ 0001〉。オールブラックで展開されたコレクションのなかで、とくに目をひいたのはやっぱりブランドのアイコン的存在でもあるコートでした。若干27歳のデザイナー、キコ・コスタディノフが手がけるミニマルでスタイリッシュなプロポーションは、今後の躍進を予感させるに十分な完成度でした。今回は「ドーバー ストリート マーケット」がキコをフックアップした形ですが、日本でもこうした若いデザイナーがもっとたくさん出てくるといいですよね。インディーでストリートなスタンスではなく、いわゆるトラディショナルな系譜を受け継いだ本格派なデザイナーの登場を待ち望んでいます。
¥166,000+TAX

ドーバー ストリート マーケット ギンザ
03-6228-5080

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nonnativeノンネイティブのサイドゴアブーツ

今まで見たサイドゴアで一番美しい。

常々〈ノンネイティブ〉の靴作りには注目していましたが、今季ついにマスターピースと呼ぶにふさわしい傑作が誕生しました。一目見た瞬間に、そのエレガントなフォルムに目を奪われたこちらのサイドゴアブーツ、とにかく美しくありませんか? 〈ノンネイティブ〉のタイトなパンツにぴったりハマる、極めてスリムな足入れ部分。パンツのシルエットに尋常ならざるこだわりを見せる、デザイナー藤井隆行氏だけに、シューズとパンツが“干渉”する部分には多大なる注意を払っているはず。このブーツには絶対にタイトなパンツを合わせるべきだと思います。ちなみにこの美しいブーツを生産しているのは、有名なイタリアのファクトリーだそう。エレガンス、色気という意味では、彼の国にはまだまだ敵わないのかもしれません。
¥70,000+TAX

vendor
03-6452-3072
nonnative.com/

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CALMEカルムのカシミアニット、コーチジャケット

カジュアルでありリュクス。

何かいいものを見つけたとき、「自分のものだけにしたい!」という気持ちと「一刻も早くみんなに伝えたい!」という気持ちが同居するのは、何も自分だけではないと思います。昨季から「マルティニーク」のオリジナルレーベルとして新しくスタートした〈カルム〉を見たときに、前述した2種類の感情が頭をよぎりましたが、結局編集者としての自分が勝ったため、こうしてご紹介させていただいている次第です。さてこの〈カルム〉、見るからに上質な素材を国内の工場で縫製し、トレンドのかけらを注意深く潜ませたプロダクトを展開しています。カシミアニットの手触りのなめらかさ、ネックの高さ、コーチジャケットのややゆとりのある袖周りの仕上げなどなど、ほんの少しのアレンジが、最大限の効果を生むという良例なのではないでしょうか。他にも完成度の高いアイテムがずらり。〈カルム〉、青田買いするなら今ですよ。
カシミアニット ¥33,000+TAX、コーチジャケット ¥42,000+TAX

マルティニーク丸の内
03-5224-3708
topodesigns.jp

yama

ハセツネ。

山本博史

正しくは長谷川恒男カップ。日本山岳耐久レースとも呼ばれている。に、今年も出てきました! ただし、今年はプレスランナーとして。記録はないけど、記憶に残るレースだったなあ…。

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Alexander Lee Changアレキサンダー リー チャンのお香立て

一輪挿しにもなるお香立て。

最近、めっきりお香を焚いていない。かつてはお部屋の香り付けとして愛用していたんだけど、子どもが生まれてからというもの随分とご無沙汰している。やっぱり、小さい子ども抱える親としては、火を扱うことは自然と遠ざけてしまう(タバコは吸っているけど…)。とはいえ、たまに嗅ぐその香りは、懐かしく心地いい。ましてやこんなスケートボード型のお香立てを使ったら、なおさら気分がよさそう。しかも、付属のガラスケースを使えば一輪挿しとしても機能してくれる。なんとも〈アレキサンダー リー チャン〉らしい都会的だけど風情があって粋なプロダクト。なんだか久しぶりにお香を焚きたい気分にさせてくれます。
¥12,000+TAX

チャング
03-6804-7704
www.alexanderleechang.com

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C3fitC3fitのペーパーソックス

高機能な靴下。地味だけど。

長時間を走っていると、意外と靴下が重要な役割を担っていることに気付く。実際、トレイルランニングなどで半日以上走り続けると、必然的に足もとは蒸れてくるし、となると豆もできやすくなってしまい、結果としてパフォーマンスの低下を余儀なくされる。いかに足もとをドライに保つかが、よりよい結果に直結するのだ。そこで〈C3fit〉のペーパーファイバーソックス。名前の通り紙の糸を使い、ドライ感が抜群。吸湿性と肌離れのよい素材なので、蒸れを軽減してくれます。しかも、通常のスポーツソックに比べて5倍以上の磨耗強度も実現するほど高機能。見た目は地味なんだけど、使えるヤツです。
5フィンガーソックス ¥2,000+TAX、アンクルソックス¥1,700+TAX

NEUTRALWORKS TOKYO
03-6455-5961
東京都港区北青山2丁目7-22 H・T・神宮外苑ビル
www.goldwin.co.jp/neutralworks/
www.goldwin.co.jp/c3fit/

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Mountain Hardwearマウンテンハードウェアのザック

収納力、容量、見た目も◎な走れるカバン。

トレイルランニングシーンにおいて、〈マウンテンハードウェア〉のザックは概ね評判がいい。以前紹介したカジュアルなルックスのディプシートレイルパックや、汎用性の高さが魅力の「フリューイッド」シリーズ、さらには容量も機能も最小限に抑えた「シングルトラックレースベスト」シリーズなど、使い勝手のよさと見た目のバランスが秀逸なモデルが揃っている。今回紹介する「サミットロケット20 ベストパック」と銘打たれたこちらの品もしかり。フィット感に優れたベスト型のショルダーハーネスには、4つのポケットが配されているため収納力も抜群。日常使いもいとわない20リッターという容量に加え、内部のハイドレーション用ポケットはPCスリーブとしても併用できるのも魅力的。ハセツネのようなエイドの少ないミドルレンジのレースや帰宅ランに使えそうです。
¥15,500+TAX

コロンビアスポーツウェアジャパン
0120-193-803
www.mountainhardwear.jp

jun

New York, New York.

中田潤

先日、はじめてニューヨークに行ってきました。UBERで撮影場所へ向かう途中、ぶつかりそうになった車の助手席に50CENTが乗っていたのにはマジで驚きました。

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MoMA『ITEMS:Is Fashion Modern』MoMAの書籍

約70年ぶり! MoMAでのファッション展。

ここ最近、ニューヨークで気になる展覧会が続いている。メトロポリタン美術館の「コム デ ギャルソン展」、MoMA PS1の「NY ART BOOK FAIR」。あと1週間早かったら行けたのに、なんて思いながら迎えた出張最終日。前日に回りたいスポットを探していた。そのひとつにMoMAがあった。現在開催中の「Items: Is Fashion Modern?」は、いわゆる美しいヒストリカルなドレスなどにフィーチャーしたファッション展とはひと味もふた味も違って、モノにフォーカスしたエキシビジョン。過去100年にわたって、我々の日々の生活の中に浸透し、また進化してきたファッションアイテム111種類、のべ350点の作品が展示されていた。スニーカーやジーンズ、Tシャツといった馴染みの深いモノから、宗教や文化に根ざした装身具まで、20~21世紀の服飾文化において欠かすことができないアイテムがずらり。そんな貴重なモノを一冊にまとめたのが本書。ここで買うから意味がある気がした。
$45.00

Items: Is Fashion Modern?
〜2018年1月28日
The Museum of Modern Art 11 West 53 Street
www.moma.org

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NEWTOP JEWELRYニュートップ・ジュエリーのネックレス

自分へのご褒美に。

今回のNY出張で撮影してきた企画のひとつに、「UNITED ARROWS&SONS」のポギーさんが“いま気になるニューヨークのお店”がある。これは近日中にアップするのでしばしお待ちいただくとして、そのリストのひとつである「NEWTOP JEWELRY」を訪れた際に、自分もつい買ってしまったのが、この喜平とツイストのネックレス。ゴールドチェーンなんて何年振りだろうか。でもブリンブリンじゃなくてスリムなボディが気に入って、最初は喜平だけのつもりがツイストタイプも追加で購入。結果、2連付けにして正解だった。とはいえ、ジュエリーショップが軒を連ねるチャイナタウンの中で、なぜ小木さんはピンポイントで「NEWTOP JEWELRY」を選んだのか。気になる方は後日公開の記事をチェック!
左 $280、右 $460

NEWTOP JEWELRY
185 Centre St, New York, NY 10013
+1 212-226-8159

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ATELIER BÉTONアトリエ ベトンのフーディ

程よい肉厚感と柔らかさ。

“服は生活を快適にする暮らしの道具”というマインドのもと、家の中でのライフワークに寄り添うプロダクトを、新しい感覚でクリエイトする〈アトリエ ベトン〉。みなさんご存知ですか? 知らなかった人は覚えておいてください。そして、今シーズンで個人的に気になったのがこのフーディ。ブランドオリジナルの、柔らかく保温性の高い起毛裏毛仕様のスウェット地で、ゆったりとしたルーズなシルエットがなんとも心地いい。肩接ぎのない、腕を上げやすいカッティングも特徴的で、ルームウエアとしてはもちろん、日々のワードローブに加えたいアイテムです。もちろん自分は後者。落ち着いたオレンジの色味もいいし、肌寒くなってきたいま、1枚でさらっと着たいところです。
¥21,000+TAX

ATELIER BETON
info@atelier-beton.jp
atelier-beton.jp

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shinri

どっちかと言えば海より山派。

小林真理

秋の登山を楽しもうと乾徳山の登山を計画中。そろそろ今年は山の小屋に一泊する行程でどこかの山に行ってみたい。

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Scofieldスコフィールドのジャケット

背中でレペゼン。

大阪のブランドかな? それが第一印象でした。聞けばアメリカのタコマにあるヴィンテージショップ「ORANGE CRUSH」で作られているのが、このリメイクライン〈スコフィールド〉。何気ない色や素材の組み合わせにうまさを感じつつ、写真左のジャケットの腕部分の「R」や、写真右の「Nebraska」州といった強烈なアクセントもお見事。今やぼくのワードローブの多くはベーシックなアイテムが占拠していますが、そこにどんなアクセントや味付けを加えるかが自分のスタイルや個性が発揮できるところなのかなと思います。そういう点では〈スコフィールド〉のアイテムは着こなしの主役に据えられるキャラクターがあるんじゃないかと。気を抜くとすぐにベーシックアイテムにばかり目がいってしまうのですが、たまにはこういうアクの強いアイテムも積極的に楽しまなきゃもったいないと思うわけです。
左 ¥16,000+TAX、右 ¥22,000+TAX、

CIAO PANIC COUNTRY MALL
03-3406-1104

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Snow PeakスノーピークのFR ダウンジャケット

買うべき理由がある。

雑誌『フイナム・アンプラグド』vol.5で取り上げたテーマ「賢い消費」にも通じますが、やはり今の時代はモノを買うにはそれなりの理由が必要になることが多い。その点、アウトドアブランドによる実用的なプロダクトはそのお眼鏡にかなうものばかり。〈スノーピーク〉のこのダウンは、難燃性素材アラミドを配合した生地を使用した、火の粉に強いアウターになっています。自分もかつてお気に入りのダウンが、火の粉で溶けて穴が空いてしまったことがありますが、結構ショックなんですよね。さらに、アウトドアでの作業の邪魔にならないリブ仕様など、使ってみて初めてわかる実用的なデザインも心憎い。さらにさらに、短めの丈のおかげで上品に仕上がっているので、街着としても活躍してくれます。これは、たき火から街までという、大きな振り幅をカバーしてくれるアーバンアウトドアの理想型と言えるのではないでしょうか。
¥42,000+TAX

株式会社 スノーピーク
0120-010-660

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MARGARET HOWELL HOUSEHOLD GOODSマーガレット・ハウエル ハウスホールドグッズのレザートート

黒か紺かの一人選挙合戦。

ブラックかネイビーか。購入するときにカラバリがあると悩むのがいつもこの問題。黒の方が基本色で組み合わせやすいカラーだとは思うんですが、ネイビーの方が上品で重くないから好きなんです。大げさに言えば、実用性を取るか、嗜好性を取るのか、“それが問題だ”。その解決策ってことではないんでしょうが、このレザートートは、ブラックかネイビーの中間色で、どっちにもふれる絶妙なニュアンスは、迷える子羊だったぼくに道を示してくれました。デザインもシンプルで、メンズとウィメンズのどちらとも言えるような、中間を行くニュアンスがこれまた魅力的。レザーに品質のよさとも相まって、大人の男が持つのにふさわしいレザーバッグとして推薦させてもらいます。
¥36,000+TAX

アングローバル
03-5467-7864

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taiyo

マネーの行方。

長嶋太陽

マネーゲーム。時間の切り売り。悪人だったら奪い取ったり、服と交換したり。お金の行き来って、よくよく考えると不思議です。この秋、自分が支払ったお金の行方。その3つのベクトルがこちら。

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TAKE & SONSテイクアンドサンズのジャケット

ヤバイ服。

「ヤバイ」という感嘆詞(あるいは形容詞)が市民権を得て久しいです。一昔前だったら、国語辞典に載ったかどうかで判断されるのでしょうが、今だったらグーグルの検索結果でしょうか。(「ヤバイ」の検索結果:約 46,900,000 件)「ヤバイ」というワードのみが射抜くことのできる感覚が確かに社会に存在していて、感覚と言葉は相互依存の関係で世のムードをつくるのでしょう。最近は「マジ卍」というワードが新たな感覚の新陳代謝を促しているようです。〈テイクアンドサンズ〉のトレイルブレイザージャケットは、まさしく感覚の新陳代謝を、歴史への丁寧なリスペクトに基づいて具現化した名品。大量のポケットはもちろん飾りではなく、その全てに機能的なエクスキューズがあります。袖を通せば、ドレスのルーツが感じられる美しいシルエットとフィットが体感できます。この細かな作り込みは、日本の工場では不可能な代物。リスペクトを込めて「ヤバイ」と表現したい一着。ぜひ一度袖を通してみてほしいです。
¥76,000+TAX

TAKE & SONS LLC.
03-6410-8036
takeandsons.wordpress.com

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FilMelangeフィルメランジェのコーチジャケット

読書とスポーツ。

秋は様々な修飾語を引き受ける季節です。代表的なものは、やっぱり読書とスポーツで、そのいずれも好きな僕にとって、〈フィルメランジェ〉のコーチジャケットはまさにドンピシャでした。ガンクラブチェックと呼ばれるトラディショナルで文化的な柄と、元々はアメリカンフットボールのベンチに座るコーチのために作られたというかたち。そこに襟のコーデュロイと〈フィルメランジェ〉らしい柔らかなメリノウールの質感が相まって、見たことのない、されど懐かしい、文学的でスポーティな一着が出来上がりました。さて、この服に袖を通して読むべき本として高橋源一郎の『優雅で感傷的な日本野球』を推します。スラップスティック、パスティーシュ、叙述トリックといった技巧を尽くして、脳内の「野球」の認識を解体&再構築する一冊。千駄ヶ谷の「ハウスフィルメランジェ」に行って、このジャケットを買って、そのまま神宮球場でこれを読む。どうでしょう、そんな休日!
¥55,000+TAX

HOUSE FilMelange 神宮前
03-6447-1107
http://filmelange.com/

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WEST OVERALLSウエストオーバーオールズのデニムジャケット

2と3の間。

当たり前の話。服というのは(基本的に)布を縫い合わせたもので、スマートフォンや冷蔵庫と比べればシンプルな構造をしています。しかし、身にまとう服に求められる機能は想像以上にタフかつ多様で、カッティングやディテール、素材づかいに至るまで、服飾の歴史の中で独自の技術体系と文化を生みました。その代表的な存在が〈リーバイス〉のジーンズでしょう。懐古主義ではないのですが、歴史のアーカイブと現代的な感覚を行き来しながら作られる服には、特別な匂いと奥行きがあると感じます。〈ウエストオーバーオールズ〉はまさにそんな魅力を携えていて、このデニムジャケットは〈リーバイスの〉セカンドとサードのディテールを混ぜ合わせながら、独特のワイドでショートなシルエットに落とし込んだ逸品。袖口と裾のテープのキャッチーな仕上げも抜群。懐かしむのではなく、あくまで前を向いて服を作っているのが伝わります。
¥28,000+TAX

toff
03-3711-7795
www.toff-shop.com

mura

曽我部恵一さん。

村松諒

9月に公開された『フイナム』のJeep®の特集記事にミュージシャンの曽我部恵一さんが登場した。担当した記事ではないけれど、曽我部さんはぼくにとって思い出のひと。前職で編集アシスタントをしていた10年ぐらい前、曽我部さんの音楽ばかり聞いていた。曽我部さんとツーショットの写真を撮ってもらったこともある。でも、ここ数年まったく曲を聞いてなくて、編集部でも一切口に出さなかった(真理さん、すみません)。それが『フイナム』での登場を機に熱が高まっていて、最近、サニーデイ・サービスばっかり聴いている。とくに「月光荘」や「魔法」がお気に入り。

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CASSINAカッシーナのスツール

ル・コルビュジエの名作。

9月に書いた『フイナム・アンプラグド』のブログで紹介したスツール「LC14 CABANON」。実物がどうしても気になって「カッシーナ・イクスシー青山本店」でお借りした。これは晩年のル・コルビュジエが妻への誕生日プレゼントとして1952年にデザインしたもの。手に取ってみると縦横43センチの持ち運びできる程よいサイズ感で、ありそうでないこのデザインが本当に素敵。スツールとしてはもちろん、本を置いたり、踏み台にしたり、いろいろ使えて便利だと思う。木製だから部屋に置いておいてもすっと馴染みそうなところがいい。個人的には、’59年につくられたもう一回り小さいサイズのものをいずれ購入したいと思っている。
¥124,000+TAX

カッシーナ・イクスシー青山本店
03-5474-9001
www.cassina-ixc.jp

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Gloverall × agnès b.グローバーオール×アニエスベーのダッフルコート

いま一番欲しいコート。

9月に発売された雑誌『フイナム・アンプラグド』でも紹介した通り、この冬はダッフルコートが気になる。コートの大定番だけど、野暮ったいところが今のムードに合っているというか。だけど、今まで買ったことがなくて、正直なところどこか着づらそうなイメージもある。そんな中で見つけたのが〈グローバーオール〉と〈アニエスベー〉がコラボレーションしたモデル。黒で統一されたプレーンなデザインが格好よくて、半年前に展示会で見たときから気になっていた。プレスのかたから聞いた話では、デザイナーのアニエスベーさん本人が実際に着ているものを商品化したそう。古着のジーンズからスラックスまでいろいろなパンツを合わせられそうなところもポイントだ。
¥87,000+TAX(予価)

アニエスベー
03-6229-5800
www.agnesb.co.jp
shop.agnesb.co.jp

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TIMBERLANDティンバーランドの6インチブーツ

バーニーズ ニューヨークのエクスクルーシブ。

今年の9月でオープンから1周年を迎えた「バーニーズ ニューヨーク六本木店」。これをきっかけに「バーニーズ ニューヨーク」では9月から12月に掛けて毎月さまざまなブランドとコラボレーションしたシューズを発売するプロジェクト「BNY SOLE SERIES」が行なわれている。初回の〈フィラ〉のスニーカーに続く、10月は〈ティンバーランド〉のブーツが登場。写真の「6インチブーツ」は通常のイエローのヌバックレザーではなく、がらっと印象の異なる撥水レザーを採用。どこかドレスシューズのような趣があって、スラックスとの組み合わせもおすすめだ。さらに、防水性の高いラバーソールを使っているため、軽量かつクッション性に優れていて機能的なところも見逃せない。写真のほかに、今回の〈ティンバーランド〉の企画では、トレッキングシューズの名作「ハイカー」も復刻されている。
¥24,000+TAX

バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター
0120-137-007
onlinestore.barneys.co.jp

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bob

秋、到来。

石井陽介

ようやく肌寒くなってきたので、パジャマを秋冬仕様にチェンジし、毛布も下ろしました。夜は布団の中にうずくまり、眠たくなるまで読書や映画にふける。正しい秋の過ごし方。

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new balanceニューバランスのMO990

意外性バツグン。

「これは990なのか…⁉︎」。展示会ではじめてこのスニーカー見たときハッとした。まさかあの「990」がハイカットになろうとは。ご存知の通り、1982年に誕生した〈ニューバランス〉の傑作ランニングシューズ「990」は、サポート性を重視したテクニカルなアッパーデザインや、「ABZORB」、「ENCAP」を搭載したソールユニットなど、いかにもランニングシューズ然とした佇まいを有しており、機能面、デザイン面においてもこれ以上手の施しようがないほど完成されたプロダクトだ。これを大胆にもハイカットにアレンジするなんて。しかもランニングシューズを、だ。自分が勝手に抱いていた「990」、延いてはランニングシューズに対する固定概念を軽く覆した、「MO990」。その意外性たるや、恐れ入りました。しかも有難いことにアメリカ製ですよ。最高じゃないですか。
各¥29,000+TAX

ニューバランス ジャパンお客様相談室
0120-85-0997

–>

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WILLY CHAVARRIA × BRAND BLACK ウィリー チャバリア × ブランドブラックのキモノジャケット

和服の進化系。

空手少年だった学生時代。日々道場に通い、汗水垂らしながら組手や型の稽古に明け暮れた。酸いも甘いも全て飲み込んできた道着は、まさに一心同体と呼べる存在だった。道着と長年慣れ親しんできたせいか、だからいまでも“和”を感じさせる服には自然と触手が伸びるのだ。最近では嬉しいことに、和服のデザイン、テクニックを取り入れた、ファッション的解釈を施した様々な服を市場でみることができる。今回ピックアップした〈ウィリー チャバリア〉と〈ブランドトップ〉がコラボした一着は、着物の型をベースにしながら表地には防水性を有したナイロン素材を、裏地にはフリース素材をあしらい、ジップテープ周りにはリフレクターを配して大胆にもスポーツ要素をミックスしている。こういった柔軟なアプローチはインポートブランドならではで楽しい。一聴するとアクティブな印象を受けるが、しかし着用すると和服特有の妖艶な雰囲気もしっかりと残している。和洋折衷という言葉で片付けるのもこの不思議魅力にまんまとやられてしまったのだ。
¥55,000+TAX

ジェットン ショールーム
03-6804-1970

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BRU NA BOINNEブルーナボインのゴブニュパンツ

極太パンツの決定版。

着るものを楽しませるギミックや一風変わったモチーフ使いなど、〈ブルーナボイン〉の服には、そのどれもにサプライズが隠されている。しかしそのキャッチーさの裏側には、しっかりとした縫製やこだわりの生地選びなど、真撃な物作りの姿勢が感じ取れるから、どんなに“遊び”が施されていても決してチープにはならず、大人が着ても妙にしっくりハマるのだ。例えばこちらの「ゴブニュパンツ」は深めに採ったワンタックが最大の特徴。これにより個性的なシルエットと美しいドレープを生み出すことに成功している。見ての通り腰回りにゆとりを持たせた極太のパンツだが、自然なテーパードでいやらしさを感じさせない。ここ最近流行りのワイドパンツの中でも、“個性”と“取り入れやすさ”両面ともに優秀な一本かと。また、素材は極限まで打ち込んだ綿スエードを使用。どんなに穿き込んでもへこたれないタフな生地も、個人的にはツボなのです。
¥29,000+TAX

ブルーナボイン東京
03-5728-3766

rei

来日ラッシュ!

河原嶺

ミュージシャン来日のニュースが続々と。新譜のハッピー具合が半端なかったBECKには是が非でも行きたい!

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CMMN SWDNコモン スウェーデンのパンツ

心地よく馴染むチェックのパンツ。

ブランドの知名度が上がっているので最早説明不要かと思いますが、〈コモン スウェーデン〉はブランド名の通りスウェーデンはマルメ発のブランド。現在はロンドンに拠点を移しています。エレガントでクラシカルな仕立てと、ユース世代のサブカルチャーからヒントを得たギミックの効いた力強さ。2点が融合して形になったのがこの香ばしさ100%な〈コモン スウェーデン〉です。この大きなポケットが特徴の「RAD」というトラウザーは、ジャケットスタイルなどシックな装いにはもちろん、華やかなアウターに合わせてもそつなく馴染む意外と汎用性の高いアイテム。派手なチェック柄ですがカチッと決まります。そして何よりパンツの太さと真っ直ぐな形がいいんです。これは〈コモン スウェーデン〉のパンツ全てがそう。ルックを見てもらえると分かりやすいです。さらに、これまでのルックを見て一貫して感じるのは、茶色系の色の使い方が上手すぎるなと。コレクションのベースとなっているカラーなので当然なんですが、服のカタチに合わせた色味の掬い取り方がなんとも滋味深いというか。一緒に何を着るかいい意味で迷わせてくれるアイテムです。
¥32,000+TAX

ジェムプロジェクター
03-6418-7910

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STUDIO NICHOLSONスタジオ ニコルソンのジャケット

ストンと落ちる綺麗なシルエット。

今季よりメンズコレクションが立ち上がった〈スタジオ ニコルソン〉から。これまでのウィメンズコレクションもメンズアイテムのテーラリングなどから着想を得て作り上げられていただけあって、その品質は全くの文句なしです。こちらは、イギリスを代表するファブリックメーカー、「アブラハムムーン&サンズ(Abraham Moon & Sons Ltd.)」の高級感のある上質なウール生地を使用したジャケット。着るとより分かるのですが、程よい重さが生み出す下に向かってストンと落ちるシルエットの美しさは、一級品かと。厚みもこれまた絶妙で、レイヤードにも適しています。下に鮮やかなシャツを着るなり、寒くなってきたらアウターの中に忍ばせるなり、なんでもこいな名品です。話は少し変わりまして、なぜか最近デカめのポケットを携えたアイテムがどうしても気になります。機能的な面からでなく、装飾の面からあの四角形が欲しくなるんです。古着を探してみるとその手のモノがチラホラ見つかりますが、難点はポケットの形が崩れていたり、ボタンがなかったり綺麗な状態で残っているものが少ないんですね…。その点このジャケットのポケットは、なんとも堂々たる風体。ピシッとしてます。秋の主役、冬の名脇役はこちらで!
¥59,000+TAX

キーロ
03-3710-9696

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Dr .Martensドクターマーチンのシューズ

ニュークラシック。

〈ドクターマーチン〉にお世話になっているロック好きは数知れず。僕は正直パンクの文脈からの影響ではないですが、気づけば履いてました。僕が愛する英国のバンド「PEACE」が洒落た履きこなし方をしているのを見てからは、さらに気にするように。今季から登場したこちらのモデル「Ghillie(ギリー)」を発見したときには、またそんな胸の高鳴りの音が聞こえてきました。本国のデザインチームが日本の古着屋で見つけたヴィンテージの〈ドクターマーチン〉からヒントを得たという「ギリー」。レース部分に何か見覚えがあるなと思ったら〈エンジニアド ガーメンツ〉とのコラボレーションモデルに使用されていたものではないですか。あのコラボが先行してこのレース構造を使ってたんですね!ほかに挙げられる大定番3-eyeとの大きな違いはサイドのクォーターパネルの上部がギザギザ状になっている点。すなわち〈ドクターマーチン〉らしい佇まいはソックリそのまま残してあります。ここでふと思うのは、定番から突飛なデザイン変更することなく、それでいて全く違う表情をみせるこの「ギリー」は、新定番になってはいいのでは、と。僕の中ではすでにニュークラシックとさせていただきました。
¥23,000+TAX

ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
03-5428-4981
www.dr-martens.co.jp/

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Source: フィナム

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