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存続が危ぶまれている“世界危機遺産”の2020年度版が発表

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世界各国に構える歴史的建造物や文化遺産の保全活動に取り組む米ニューヨークの非営利団体「World Monuments Funds(ワールド モニュメント/以下、WMF)」財団が、“その存続が危ぶまれる世界遺産リスト”の2020年版を発表した。本リストは、破壊行為、管理不足、武力衝突、自然災害などによって緊急に保存や復元などの措置が求められる文化財を危機遺産として認定するもので、第1回となる1996年版から2年ごとに作成されている。世界の22カ国から25カ所が指定された今回は、去る4月に火災に遭った仏パリの『ノートルダム大聖堂』をはじめ、少数民族のバタマリバ人が現在でも伝統的方法で農業や林業を営みながら暮らしているアフリカ・トーゴ共和国のクタマク町、チリのラパ・ヌイ国立公園といった世界文化遺産がリストアップ。一方、日本国内からは昔ながらの港町の面影を残す愛媛・岩町地区や、日本の庶民文化が垣間見える東京・北区の稲荷湯浴場も含まれている。「WMF」が発表したこのほかの危機遺産は、以下のリストよりご確認を。2020年度版 世界危機遺産リスト1. クタマク町 / トーゴ共和国2. オンタリオ プ…

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