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連載「憧れの逸品」No.83 ドリス ヴァン ノッテンのセットアップは一味違う。

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フィナム

祖父が仕立て屋だったドリス・ヴァン・ノッテンは世界的なブランドになったいまも自らのルーツを大切にしている。ブランドの立ち上げ以来、ブリティッシュ・チェックをひとつのアイコンのように扱ってきたことからも、それは明らかだろう。 そんな〈ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)〉の2019年春夏コレクションで目を引いたのは、セットアップだった。 ソフトショルダーや着丈の長いシルエットで仕上げたダブルブレストに細身のクロップドパンツ──体を包み込む有機的なライン、優雅なドレープを描くウールやコットン。ただサイズアップしただけではないシルエット美とミニマルなデザインだからこそ浮かび上がるテクスチャーの妙がそこにはあった。 今シーズンの通奏低音となっているデンマークのデザイナー、ヴェルナー・パントンのアーカイブを守り立てるバイプレイヤーとしても機能している。 〈ドリス ヴァン ノッテン〉の地力を知ろうと思えば、このセットアップはかなりおすすめだ。 Wool Double Breasted Jacket “BASSETTI” ¥147,000+TAX, Wool Cropped P…
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