山の天気は変わりやすい。「FUJI ROCK FESTIVAL ’18」の会場となった苗場スキー場は途中に台風の通過もあってか、激しい雨と燦々と降り注ぐ日照りの繰り返しで、どこかの先人が作った言葉の意味を再認識した3日間だった。『HYPEBEAST』では連日、臨場感溢れるアーティストのステージパフォーマンスを中心とした速報や、タフな環境下でもファッション>機能性のマインドを持ち合わせる人々を撮影したストリートスナップをご紹介してきた。これらの記事制作の背景に少しだけ触れると、取材は日中から場合によっては深夜にまで及び、翌日朝は写真の編集と記事の執筆、現場では聴きたいアーティストのライブを余裕綽々で堪能できる時間はほとんどなく、山道の移動と悪天候がプレゼントしてくれる疲労の蓄積で、夜はホテルに戻るや否や汗を流し、次の日に備えて寝る、これがリアルである。
しかし、移動の最中や束の間の休憩中に遭遇する、日頃からお世話になっているファッション/音楽業界の方々、夜遊び仲間、中学時代の部活の先輩、久しぶりに会った音好きの友人たちと言い合うライブの感想、たわいもない会話、そしてビールでの乾杯は、編集部にとっては紛れもない「FUJI ROCK」の醍醐味なのだ。
そこで、我々は本気の仕事の裏側で、ポケットに使い捨てカメラを忍ばせ、柵前の景色から美味しいご飯を提供してくれたお食事処の皆さんまで、実際にいたロケーションと遭遇した仕事仲間&友人を気の向くままにパシャパシャと撮影。このカジュアルな企画では、上原のセレクトショップ『UFO(UPPER FIELD ONE)』の千寿公久、過去に#Essentialsに登場してくれた『Mastered』編集長の三木系大、水原佑果や武居詩織&きなりのモデル勢など、レポート記事とストリートスナップには登場していない人たちの姿も収めることができた。暗かったり、写真の構図が雑だったり、ピントが合っていないのはご愛嬌。是非、『HYPEBEAST』編集部2名が緩めに切り取った「FUJI ROCK FESTIVAL ’18」の等身大備忘録を上のフォトギャラリーから楽しんでみてほしい。
まだ「FUJI ROCK FESTIVAL ’18」の初日、二日目、最終日のレポートとストリートスナップをチェックしていない方は、そちらもお見逃しなく。
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Source: HYPE BEAST