巷に溢れている“かわいい”とは一線を画する、東京を拠点に活動するアーティスト「banryoku」の作品。
この度、自身初となる作品集 『The worth of worthless things』が刊行されます。本書は、2017 年夏に中目黒「dessin」にて行われたbanryokuの個展『banryoku 3rd exhibition』の様子を写真家・森本菜穂子が撮り下ろしたプロジェクトです。
この出版を記念して、収録した写真のオリジナルプリントと「banryoku」の新作を披露する展示会が開催されます。
『The worth of worthless things』というタイトルからして意味深な本作。「世の中にもっと答えのないものやわかりにくいもの、判断できないものがあっていい」という想いが込められているそう。
巷にあふれる“かわいい”とは一味も二味も違う、オルタナティブなガーリーの形がここにはあります。
Text_Ryo Komuta
『The worth of worthless things』出版記念展
Photography by Nahoko Morimoto Artwork by banryoku
期間:5月12日(土)〜5月22日(日)
時間:12:00〜20:00
会場:homspun showroom
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-16-3 富ヶ谷ハイツ101
banryoku 1st book『The worth of worthless things』
※上記の展示会場にて先行発売。その後、全国の書店や国外で販売予定。
B4 型/24P/オールカラー/ソフトカバー/¥2,800+TAX/800部限定
banryoku/中村万緑子
1982年東京都生まれ。幼少期から絵を描くことが好きで、高校卒業後美術学校で絵画を学ぶ。その後、 アパレル会社を経てスウェーデンに留学。2年間テキスタイルを学ぶ。帰国後、アメリカでパペット制作に触れる。意味のあるものがあふれている現代に意味のないものの力を信じ、作品制作をしている。
森本菜穂子
写真家。1982年神奈川県生まれ。2008年写真家・若木信吾氏に師事、2011年3月独立。写真と映像 で活動。食と旅と人に興味があり、気に入った写真が撮れるとポストカードを作るのが趣味。個展「To eat」2015など。
Source: フィナム