フォトグラファーズ・ギャラリーでの新しい展示は、2万枚以上の写真から成るドキュメンタリープロジェクトに捧げられており、訪問者に最も強く印象付けるものは写真ではありません。ショーの最後の部屋でループする映画では、背中にカメラバッグを掛け、白いブレザーを着た背の低い年配の女性が田舎を歩いています。それがゾフィア・リデト、1980年代後半ごろの様子で、家に入り、中にいる人々を撮影しようとしているのです。

現在ロンドンの機関で展示中のポーランドの写真家と彼女の社会学的記録プロジェクトの回顧展を通じて、私たちは1979年から1990年までのポーランドの家庭生活をカバーする彼女のシリーズの野心に、アンジェイ・ロジツキのドキュメンタリー映画だけでなく、リデトの執念を感じ取ります。彼女はこのミッションを開始した時には既に67歳でした：「全て」のポーランドの家庭の内部を撮影すること。

共同キュレーターのクレア・グラフィクは、「これらはあまり写真を撮られていなかった人々の内部で、おそらくカメラも持っていなかった人々の内部です」と述べています。そして、彼女はこれらの家の住人について描き出す細かいディテールに非常に興味を持ちました。この巨大なシリーズが英国に初めて紹介されました。展示の中での1つの構成要素は、リデト自身がプロジェクトで特定した異なるカテゴリーやつながりです。例えば、ドアの前に立つ女性、窓、ドアのサイン、そして国のカトリック教徒の性質による、家の周りにポーランドのヨハネ・パウロ2世の像の額縁が豊富にあることに捧げられた特別なシリーズなどがあります。これらは、家の中のあらゆる隅々に潜むようです。