1 AMIRI SS26 | ホテルカリフォルニア

AMIRI SS26 | ホテルカリフォルニア

AMIRIの春夏2026コレクション

1970年代後半、サンセット・ブルーバードに位置するシャトー・マーモンに滞在していると想像してみてください。あなたは派手なローブとホテル用スリッパを身に着け、ホテル内を歩き回ります。そのイメージは、AMIRIの春夏2026コレクションから遠く離れていません。創設者兼クリエイティブディレクターのMike Amiriは、自身のルックや「キャラクター」を配置するために、常に幻想の世界、今回はホテル、を創造してきました。そして、今シーズンも例外ではありません。

パリのカルロ・デュ・テンプルでの開催

パリのカルロ・デュ・テンプルで開催されたイベントでは、会場内がシャトーAMIRIの庭に変身しました。ランウェイの中央に噴水が設置され、緑が壁や格子のアーチを這い、ゲストは植物の前に座っていました。ホテルライフのコードを取り入れ、ダウンスーツやダイニングルック、 ‘The Chateau Amiri California’のモノグラム入りローブ、ホテルスリッパとソフトバックモカシンをベースにしたシューズが豊富に揃っていました。タッセルキーフォブやモノグラム入りキーチェーンは、ベルト、バッグ、スーツの胸ポケットに取り付けられていました。そして、アーガイルポロやストライプのボタンアップの下に隠れたさりげないキーネックレスも忘れてはいけません。

ロサンゼルス拠点のアーティストWes Lang

ロサンゼルス拠点のアーティストWes Langは、シャトー・マーモンの34号室で活動し、アメリカの歴史に触発された作品群を作り上げました。これは後にAmiriの最新コレクションの基盤となりました。Langが描いた鳥のイラストが、ダブルブレステッドブレザーやニットカーディガン、ライトウォッシュジーンズに刺繍されたのを見ることができます。古きハリウッドの象徴的なホテルへの言及は、ヴィンテージの壁紙やアップホルスタリーパターンの形で現れました。同時に、リラックスした1970年代のシルエット（オープンシャツ、ややフレアのあるズボン、アビエイターサングラスなど）は、ロサンゼルスの人々に敬意を表しています。

ウィメンズウェア

メンズウェアと同様に、シルエットはリラックスしたが、装飾は華やかです。床丈のニットやクロシェのガウンは、光を捉えるのに十分な程度に飾られていますが、アイコニックなカリフォルニア海岸でのカバーアップとしても機能します。レースやシルクのアイテムは、ダイニングや夜遅くのドリンクに最適です。新しいスタイルである ‘Honey’ バッグは、クロコダイルエンボスのスエードやレザーで登場し、リラックスしたシルクスーツと一緒に展示されました。