プーマ、韓国・ソウルで「H ストリート」スニーカー発表

　「プーマ（PUMA）」が、韓国・ソウルでグローバルイベントを開催し、「スピード キャット（SPEED CAT）」や「モストロ（MOSTRO）」に続くロープロファイル（薄底）の最新スニーカー「H ストリート（H street）」を発表した。同イベントは5月18日までの期間限定で開催中。最新モデルをはじめ、プーマのアーカイヴシューズやアート作品の展示とともに、体験型のコンテンツを展開している。

　5月15日に行われたレセプションには、世界中のさまざまな都市から、メディア関係者やグローバルブランドアンバサダーのロゼをはじめとするインフルエンサーが集結し、最新モデルの門出を祝福した。

会場のエントランス

Image by: FASHIONSNAP

　H ストリートは、1990年代にプーマが発表したランニングスパイク「ハランビー（Harambee）」のアーカイヴモデルをベースに製作。2003年に同じくハランビーをもとにライフスタイルシューズとして発表されたモデルを再構築し、薄底のソールにメッシュのアッパーを組み合わせ、サイドのラインやトゥ部分にシルバーをあしらった。OGカラーは、グリーン、ブラック、ホワイトの3色をラインナップする。価格は1万2100円。

H ストリート OGカラー

Image by: FASHIONSNAP

　イベントは、若者が集まるホットスポットとして知られる聖水（ソンス）で開かれた。陸上競技場のフィールドのイメージと未来的なギャラリーを融合した空間に、H ストリートの元となったハランビーのアーカイヴを展示。ウサイン・ボルト選手が着用していたことでも知られる同モデルの軌跡を辿ることができる。

ハランビーのアーカイヴモデル

Image by: FASHIONSNAP

　会場ではアーカイヴに加え、同イベントのために制作されたアート作品を用意。イベント会場からほど近いギャラリー「CDA」とのコラボレーションとして、H ストリートのシルエットをベースに制作した作品を展示。また現在、CDAで海外初の個展を開催中のタトゥーアーティスト TAPPEIをはじめ、韓国を拠点に活動するアーティスト BoatやLowa Kimらがカスタムを施したH ストリートを公開している。会場内には、来場者が自由にスニーカーカスタムを楽しむことができるブースも用意。カスタム用のチャームは、TAPPEIらがデザインを手掛けた。

ギャラリー「CDA」とのコラボレーション作品

Image by: FASHIONSNAP

　そのほか、来場者が参加できるフォトスポットを設置。ソウル出身のパク・ヒウォンが手掛ける「エーイー シンクテックス（Æ Synctx）」とクリエイティブスタジオ「コールドアーカイヴ（Cold Archive）」とのトリプルコラボレーションでは、フォトスポットで撮影した写真を来場者が自身のインスタグラムに投稿することで、ノベルティとしてTシャツを進呈。Tシャツには、1990年代のレイヴカルチャーにおいて、固定概念に反旗を翻しながら、カルチャーを保つために用いられていた表現「〜〜 sucks.（〇〇は最悪）」をプリント。来場者が自分とって“最悪”なものをプリントしてカスタムすることができるという。

「エーイー シンクテックス（Æ Synctx）」、「コールドアーカイヴ（Cold Archive）」とのコラボブース

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　韓国発のファッションマガジン「eyesmagazine」と、文化服装学院出身のデザイナー ジヨン・キムが手掛ける「ジヨンキム（JIYONGKIM）」とのトリプルコラボでは、H ストリートを試着して自身のポートレート写真を撮影できるブースを用意。来場者は、撮影した写真を受付に提出することで、同コラボによるバッグを受け取ることができる。

◆ソンスという街と共鳴、ブランドスピリットを発信

　プーマは近年、スニーカー市場で世界的にトレンドとなっているロープロファイルのモデルに注力。昨年の復刻後、韓国のストリートを発信源として、ブランドを代表するアイコンモデルとなりつつあるスピード キャットをはじめ、昨年は2000年代に人気を博したモストロを25年ぶりに復刻するなど、ロープロファイルのアーカイヴモデルに焦点を当てている。

　プーマジャパンのマーケティング本部長を務める金枝薫氏は、今回のイベントについて「スピード キャットは、世界的なポップカルチャーの中心となっているソウルを拠点に人気を博している。今後もライフスタイルシューズにおけるプーマの地位を確立していく上で、ファッション文脈でのブランド価値の発信は必要不可欠。H ストリートは、スピード キャットに次ぐキープロダクトに位置付けているので、ソウルでのお披露目が今後の起爆剤になれば」と意気込む。

　イベント会場が位置するソンスには、プーマのフィロソフィーに通ずる部分があるという。「ソンスはかつて工場地帯だったエリアで、廃工場をリノベーションして生まれたショップやカフェが多く立ち並ぶ、寂れた街を新しいエネルギーに変換していくというバイブスを感じる街。過去と未来が混在する街の空気感は、アーカイヴをモダナイズして新しいトレンドを生み出そうとするプーマと共鳴する部分がある。イベント初日は大きく盛り上がったので、このエネルギーはそのままに、東京をはじめとしたグローバルでも同じようにブランドのスピリットを発信していきたい」（金枝氏）。

　H ストリートは6月28日、プーマストア 原宿キャットストリート、プーマストア大阪、プーマ公式オンラインストア、PUMA アプリで発売予定だ。

　「プーマ（PUMA）」が、韓国・ソウルでグローバルイベントを開催し、「スピード キャット（SPEED CAT）」や「モストロ（MOSTRO）」に続くロープロファイル（薄底）の最新スニーカー「H ストリート（H street）」を発表した。同イベントは5月18日までの期間限定で開催中。最新モデルをはじめ、プーマのアーカイヴシューズやアート作品の展示とともに、体験型のコンテンツを展開している。

　5月15日に行われたレセプションには、世界中のさまざまな都市から、メディア関係者やグローバルブランドアンバサダーのロゼをはじめとするインフルエンサーが集結し、最新モデルの門出を祝福した。

会場のエントランス

Image by: FASHIONSNAP

　H ストリートは、1990年代にプーマが発表したランニングスパイク「ハランビー（Harambee）」のアーカイヴモデルをベースに製作。2003年に同じくハランビーをもとにライフスタイルシューズとして発表されたモデルを再構築し、薄底のソールにメッシュのアッパーを組み合わせ、サイドのラインやトゥ部分にシルバーをあしらった。OGカラーは、グリーン、ブラック、ホワイトの3色をラインナップする。価格は1万2100円。

H ストリート OGカラー

Image by: FASHIONSNAP

　イベントは、若者が集まるホットスポットとして知られる聖水（ソンス）で開かれた。陸上競技場のフィールドのイメージと未来的なギャラリーを融合した空間に、H ストリートの元となったハランビーのアーカイヴを展示。ウサイン・ボルト選手が着用していたことでも知られる同モデルの軌跡を辿ることができる。

ハランビーのアーカイヴモデル

Image by: FASHIONSNAP

　会場ではアーカイヴに加え、同イベントのために制作されたアート作品を用意。イベント会場からほど近いギャラリー「CDA」とのコラボレーションとして、H ストリートのシルエットをベースに制作した作品を展示。また現在、CDAで海外初の個展を開催中のタトゥーアーティスト TAPPEIをはじめ、韓国を拠点に活動するアーティスト BoatやLowa Kimらがカスタムを施したH ストリートを公開している。会場内には、来場者が自由にスニーカーカスタムを楽しむことができるブースも用意。カスタム用のチャームは、TAPPEIらがデザインを手掛けた。

ギャラリー「CDA」とのコラボレーション作品

Image by: FASHIONSNAP

　そのほか、来場者が参加できるフォトスポットを設置。ソウル出身のパク・ヒウォンが手掛ける「エーイー シンクテックス（Æ Synctx）」とクリエイティブスタジオ「コールドアーカイヴ（Cold Archive）」とのトリプルコラボレーションでは、フォトスポットで撮影した写真を来場者が自身のインスタグラムに投稿することで、ノベルティとしてTシャツを進呈。Tシャツには、1990年代のレイヴカルチャーにおいて、固定概念に反旗を翻しながら、カルチャーを保つために用いられていた表現「〜〜 sucks.（〇〇は最悪）」をプリント。来場者が自分とって“最悪”なものをプリントしてカスタムすることができるという。

「エーイー シンクテックス（Æ Synctx）」、「コールドアーカイヴ（Cold Archive）」とのコラボブース

Image by: FASHIONSNAP

　韓国発のファッションマガジン「eyesmagazine」と、文化服装学院出身のデザイナー ジヨン・キムが手掛ける「ジヨンキム（JIYONGKIM）」とのトリプルコラボでは、H ストリートを試着して自身のポートレート写真を撮影できるブースを用意。来場者は、撮影した写真を受付に提出することで、同コラボによるバッグを受け取ることができる。

◆ソンスという街と共鳴、ブランドスピリットを発信

　プーマは近年、スニーカー市場で世界的にトレンドとなっているロープロファイルのモデルに注力。昨年の復刻後、韓国のストリートを発信源として、ブランドを代表するアイコンモデルとなりつつあるスピード キャットをはじめ、昨年は2000年代に人気を博したモストロを25年ぶりに復刻するなど、ロープロファイルのアーカイヴモデルに焦点を当てている。

　プーマジャパンのマーケティング本部長を務める金枝薫氏は、今回のイベントについて「スピード キャットは、世界的なポップカルチャーの中心となっているソウルを拠点に人気を博している。今後もライフスタイルシューズにおけるプーマの地位を確立していく上で、ファッション文脈でのブランド価値の発信は必要不可欠。H ストリートは、スピード キャットに次ぐキープロダクトに位置付けているので、ソウルでのお披露目が今後の起爆剤になれば」と意気込む。

　イベント会場が位置するソンスには、プーマのフィロソフィーに通ずる部分があるという。「ソンスはかつて工場地帯だったエリアで、廃工場をリノベーションして生まれたショップやカフェが多く立ち並ぶ、寂れた街を新しいエネルギーに変換していくというバイブスを感じる街。過去と未来が混在する街の空気感は、アーカイヴをモダナイズして新しいトレンドを生み出そうとするプーマと共鳴する部分がある。イベント初日は大きく盛り上がったので、このエネルギーはそのままに、東京をはじめとしたグローバルでも同じようにブランドのスピリットを発信していきたい」（金枝氏）。

　H ストリートは6月28日、プーマストア 原宿キャットストリート、プーマストア大阪、プーマ公式オンラインストア、PUMA アプリで発売予定だ。