今月のおすすめ映画
5月2日、2025年
パオロ・ソレンティーノの新作ナポリのドラマからカリム・アイヌーズ監督の刺激的なエロティックスリラーまで、今月見るべき映画
5月2日より公開
パオロ・ソレンティーノが女性主人公を軸にした最初の映画では、誰もがパルテノーペの考えを知りたがっています。ギリシャのセイレーンにちなんで名付けられた若いナポリの女性(セレステ・ダッラ・ポルタ)が、美しさが破壊をもたらすキャピリ島で無邪気な初期の日々を過ごした後、悲劇的な出来事で不確かな未来に直面するまでを描いた「パルテノーペ」。一時的な演技の試みが失敗した後、学問の道が彼女を誘うようで、その間、パルテノーペは多くの男性求愛者のプリズムを通して見られ、彼女の美しさの意味を暴こうとしています(これはベクデル・テストにも及ばない映画です)。
ソレンティーノのビジョンは輝かしく印象的であり、『グレートビューティ』監督から期待されるようなシュールな出来事が詰まっています。酒浸りの作家ジョン・チーバー役のゲイリー・オールドマンからは、パルテノーペの若さを「一秒も無駄にしたくない」という名セリフと、『ヤング・ポープ』のシルヴィオ・マロットのさらに良い助演があります。しかし、ソレンティーノが彼の主役に過度に敬意を払ったことで、観客は不快な気持ちになります。美しさに関するペドロ・アルモドバルの慣例的な無礼な態度があればよかったのです。それにより、パルテノーペが考えていることはあまり意味をなさないものとなります。