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【レイワのマストバイヴィンテージ】リーバイス 70505 コーデュロイジャケット編

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ヴィンテージ古着の魅力

歴史的背景を持つ、ヴィンテージ古着。人気が高く希少なアイテムの価値は高まり続け、一着に数千万円なんて価格が付くこともしばしば。「こうなってしまってはもう、ヴィンテージは一部のマニアやお金持ちしか楽しめないのか・・・」と諦める声も聞こえてきそうです。

でも、そんなことはありません。実は、現時点で価格が高騰しきっておらず、ヴィンテージとしての楽しみも味わえる隠れた名品もまだまだ存在します。この企画では、そんなアイテムを十倍直昭自身が「令和のマストバイヴィンテージ」として毎週金曜日に連載形式で紹介。第44回は「リーバイス(Levi’s®)」 70505 コーデュロイジャケット編。

リーバイスの名作「フォース」

春になるとやはり明るい色のアウターを着たくなりますよね。ヴィンテージというと、インディゴやオリーブといった渋いカラーを思い浮かべるかもしれませんが、こんな綺麗なカラーのヴィンテージもあります。ジーンズの雄、リーバイスのコーデュロイジャケットです。品番は「70505」。一般的に「フォース」と呼ばれるモデルで、その後のデニムジャケット(トラッカージャケット)の基本形となった傑作です。

リーバイス 70505 コーデュロイジャケット

Image by: FASHIONSNAP

今回ピックアップしたコーデュロイの「70505」は、1960年代後半から70年代にかけてのアイテム。ちょうどその頃は、リーバイスのタブに織り込まれたブランドネームの大文字の「E」が小文字の「e」になる、通称「ビッグE」から「スモールe」への移行期間だったので、今回ピックアップしたコーデュロイジャケットにも、「ビッグE」と「スモールe」両方の個体があります。見た目はほとんど変わりませんが、ヴィンテージファンとしては白地で目立つタブに「ビッグE」が記されているほうが気分が上がりますね(笑)。

コーデュロイの歴史

コーデュロイは、タオル生地などと同じパイル織物の一種で、表面に畝や毛羽があるのが特徴。素材は主に綿が用いられ、耐久性と保温性に優れています。コーデュロイの原型は中世以前から存在していたと言われており、フランス国王 ルイ14世が宮殿の庭師の制服に採用したことから、フランス語の「王様の畝=Corde du Roi」がコーデュロイ(corduroy)の語源となったという説があるんです。

コーデュロイが広く普及するきっかけになったのが、18世紀半ばから19世紀にかけて起こった産業革命です。当時、綿織物工業の中心地だったイギリス・マンチェスターで、効率的かつ安価に生産できるようになったコーデュロイは、ワークウェアやスポーツウェアとして用いられるようになりました。

その後、1960年代から70年代にかけて、コーデュロイはアメリカを中心に人気を集めるようになります。この頃はまだ、アメリカ国内に繊維産業が多く残っていました。繊維メーカーの多くがコーデュロイを生産しており、デニム生地で有名なコーンミルズ社(Cone Mills)も当時はコーデュロイ生地を製造していたんです。

ファッションと文化の融合

そしてこの頃は、世界中で若者文化が台頭した時代でもありました。その代表格がヒッピーカルチャーですが、当時ヒッピーが好んでいた素材のひとつがコーデュロイだったんです。ナチュラルな素材感や柔らかい肌触りだけでなく、多彩なカラー展開が可能なことも、ヒッピーに好まれたのではないでしょうか。実際に、「70505」コーデュロイジャケットのヴィンテージには、ヒッピーカルチャーの象徴と言える刺繍を施された個体が少なくありません。刺繍アイテムはこれまでヴィンテージ市場ではそれほど注目されていませんでしたが、今後人気が出るのではないかと予想しています。また、コーデュロイはサーフカルチャーとも関わりが深い素材。秋冬のイメージが強いかもしれませんが、春夏に着るのもアリですよ。

サーモンピンクやエメラルドなどの発色が良いカラー、そしてヴィンテージでは定番のブラックの相場はややお高めですが、昨今人気が急上昇しているデニムジャケットに比べると価格は比較的落ち着いています。サイズや状態にもよりますが、1960〜70年代のヴィンテージでも相場は4〜10万円程度。ヴィンテージ入門アイテムとしてもオススメなので、春アウターの候補のひとつにいかがでしょうか。

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