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■大西洋平(おおにし ようへい)2005年立命館大学在学中に個人事業主としてY.B.Oを設立。当時のモバイル通販市場の拡大に着目し、アパレルモバイル通販事業で起業。その後、次々に新規事業を考案するなかで、「デジタルでトライアルと認知を獲得し、リアルに流通する”ビューティ領域のOMOモデル”」を確立。2007年3月、株式会社I-neとして法人を設立。デジタルを中心とするマーケティング戦略が奏功し、ボタニカルライフスタイルブランド「ボタニスト(BOTANIST)」、ミニマル美容家電ブランド「サロニア(SALONIA)」が大ヒット。2020年9月25日に、東証マザーズ市場(現・グロース市場)へ上場。2023年9月東証プライム市場に移行した。2024年は100億円でトゥヴェールを買収し話題を集めた。
⎯⎯2024年を一言で表すと。
「決断」です。
2024年は多くの決断がありました。1つはスキンケアブランド「トゥヴェール(TOUT VERT)」の子会社化です。100億円規模のM&A実施は当社にとって大きな決断だったと思います。そしてもう1つは中国の撤退。5~6年投資を続けてきましたが、一昨年の福島第一原発処理水の海洋放出の影響や、中国市場の景気減速、中国国内ブランドの台頭などさまざまな要因が重なり、他へのリソース集中のため決断しました。
I-ne 2024年12月期連結決算
売上高:450億600万円(前期比8.1%増)
営業利益:45億8300万円(同4.7%増)
経常利益:46億2100億円(同6.6%増)
親会社株主に帰属する当期純利益:29億3800万円(25.7%減)
⎯⎯トゥヴェールの買収は業界でも大きな話題となりました。どういうところが魅力だったのでしょうか?
大前提に、当社の戦略でスキンケア領域の拡大を狙っていながらも、スキンケアの立ち上がりが遅かったというのがあり、専門ブランドとタッグを組むことが良いと判断しました。トゥヴェールは少人数の企業だからこそ、伸び代がたくさんあると感じています。今後はトゥヴェールの公式SNSアカウントを開設して、プロダクトやブランドについてのより深く理解してもらうことや、お客さまとの接触や交流を増やすことで認知もまだまだ伸ばせます。また、対応が追いついていない物流や受注、ECのサポートを行うだけでも売り上げがアップするイメージができます。一方で、トゥヴェール側からは当社のスキンケア戦略についてのフィードバックや成分アドバイスも多くもらえており、すでにたくさんのシナジーが生まれています。

トゥヴェール 2024年6月期
売上高:41億900万円、営業利益:13億5800万円
2024年6月期末純資産24億9000万円、自己資本比率77%
⎯⎯トゥヴェールのブランドはどう成長させていく考えでしょうか?
成分研究の専門家から生まれた化粧品なので、そのコンセプトは保ちながらSKUや販路を広げていきたいですね。ただ、“どこでも買えるブランド”にはしたくないため、販路にはこだわり慎重に厳選し拡大していきます。

⎯⎯2024年に好調だったブランドとその理由を教えてください。
ヘアケア事業では、一昨年に引き続きヨルは前期比13.0%増で着地しました。2023年秋に発売したヘアケアの新バリエーション「 ディープナイトリペアシリーズ」でシェアを獲得したほか、ボディケアアイテムや、入眠が良くなるというテーマの入浴料がECでのランキング複数獲得や地上波でも露出が増えヒットしました。ブランドの資産を活かしながらカテゴリーを拡張できたことはヨルにとって非常に良かったですね。

今年で10周年を迎えた「ボタニスト(BOTANIST)」はある程度成熟のフェーズにあり、安定したポジションから更なる成長フェーズへ移行させていくかが課題です。リニューアルを経てメインのヘアケアのポスはさらに上がりました。また、エイジングヘアケアラインの「ボタニスト ルース」はリニューアルによって再成長。今後はヘアケア以外のカテゴリーでも新たな価値を提供していきたいと考えています。
⎯⎯ヘアケアでは競合他社も多く、中・高価格帯を狙ったブランドも台頭しています。そういった中でどういった戦略で勝ち抜くのでしょうか?
競合他社の有無に関わらず、やはりお客さま視点が第一。生活者が「欲しい」と思うものを粛々と作り続けることが大事ですよね。その時々に求められているものや、まだ可視化されていない「半歩先」のインサイトをとらえて商品として提供することがヒットにもつながります。そして創業から注力しているEコマースやデジタルマーケティングも当社の強みのひとつです。トレンドの半歩先を読んで作った商品に最先端のプロモーションやデジタルマーケティングのプロモーションを組み合わせ、店頭で選ばれる商品になるよう意識しています。
ブランドマネジメントシステム「IPTOS」
I-neが生み出した、Idea(アイデア)、Plan(企画)、Test(検証/需要予測)、Online/Offline(テスト販売)、Scale(ECスケール/小売拡大)の各フェーズの頭文字を取った、商品開発におけるフレームワーク。このフレームワークに沿って開発を進めた上で、テストのフェーズをクリアしたものは、実際にある程度売れる見込みが立ちやすく、かつフレームワーク自体の再現性が高いという特徴があるという。
⎯⎯美容家電「サロニア(SALONIA)」は、ブランド目標予算100億円を上回って着地しました。
前期比15.6%増の106億6000万円と過去最高実績を更新しました。これまでは低価格帯のヘアアイロンやドライヤーが売上の大半を占めていましたが、現在は中価格帯の売上がかなり高まっていて、狙い通りですね。この価格帯での売れ筋が、「EMSリフトブラシ」(同322.7%)、スチーマー(同154.0%)など、ほかシャワーヘッドも好調です。ブランドの中高価格帯は3万円ほどですが、これは他社の同スペックの商品に比べて値頃感があると思います。中高価格帯でもサロニアらしいコストパフォーマンスを発揮できている点が支持されている理由の一つだと思います。あとはシンプルな機能性やデザインも好評です。また、サロニアはEコマースでテスト販売した後にオフラインで販売するという流れですが、Eコマース比率が65%ほど。そう考えると、オフラインはまだまだ伸び代があると捉え、強化していきます。今後も引き続き中高価格帯の商品を発売する予定です。

⎯⎯トゥヴェールを買収し、スキンケアビジネスも拡大するのではないでしょうか。
2024年3月にローンチしたドクターズスキンケアブランド「スキンリメド(SKN REMED)」や、リニューアルで新客獲得に貢献した「リンクフェード(WrinkFade)」が好調に推移していますが、トゥヴェールが加わることで、大きなボリュームになります。昨年は、グループ会社のEndeavourから美容鍼灸発想でトレンド性のある成分を配合したスキンケアブランド「ビリュー(BiRyu)」といった話題性のあるアイテムもローンチしました。
そのほか、一昨年に発売した当社初の医薬品となるティアーズアイケアブランド「ティアラル(Tearal)」はインバウンド需要が高いのが特徴ですね。医薬品のため開発に時間がかかりましたがこの3月から新たに2SKUが加わりました。
⎯⎯今期も新ブランドが続々登場します。
まず2月に再生柔軟剤ブランド「リウェア(ReWEAR)」をオンライン限定でローンチし、楽天市場で2度完売するなど、好調なスタートを切り4月から全国のドラッグストアへの展開も決まりました。洗濯のたびに酵素の力で毛玉や毛羽立ちを除去して“服をよみがえらせ”、新品のようななめらかな仕上がりを叶えるという、画期的なブランドです。「衣類を長く大切に使う」視点で開発した、サステナビリティも意識したI-neらしいプロダクトを揃えています。「2025年中に10の新規ブランドを立ち上げる」といった目標に向け、引き続き、イノベーションを起こす新カテゴリーのブランドを発表する予定です。



⎯⎯中国市場の撤退を発表し、今後の海外戦略はどう計画していますか?
中国は撤退したものの、台湾や香港で引き続き好調であること、またシンガポールとマレーシアを中心に東南アジアのドラッグストア販路の拡大により、グローバル全体では増収となりました。ボタニストは2024年に台湾のサステナブルな商品が選定される 「女人我最大 粉美賞(ビューティー大賞)」において「Clean Beauty」賞を受賞しました。今季からは、中国に集中していたリソースや資金を他に分散させグローバル全体の種まきを行います。
⎯⎯これまでファブレス経営を行ってきましたが、前期にサロニアの生産管理・輸出入・貿易実務・品質管理等の機能を有する東亜産業の、完全子会社であるTTradingを連結子会社としました。
TTradingの連結子会社化は、サロニアの生産管理等の機能をI-neグループ内に取り込むことで、OEM委託先との直接取引が可能となりました。中間マージンの削減によりEBITDAは年間約8億円の改善が見込まれます。さらに、生産・品質管理機能をグループ傘下に置き、スピーディな商品開発やQCD(品質・コスト・生産管理)の向上を図ります。こうして獲得した利益を、サロニアブランドにおける中~高価格帯商品の開発と販売に再投資することで、美容家電事業のさらなる成長が見込まれます。
現時点では自社工場を建てる予定はないですが、M&Aは選択肢のひとつには入れています。スピーディかつよりコストを追求したモノづくりを視野に入れると工場が加わるかもしれませんね。

⎯⎯サスティナビリティで新しい取り組みはありますか?
クレイビューティブランド「ドロアス(DROAS)」では、子どもと共に泥の触れ合いを通じた自然体験活動を行いウェルビーイングに貢献し、その活動の動画が環境省主催の「環境教育・ESD実践動画100選」に選定されるなど、サステナビリティ活動にはより力を入れています。今期もさまざまな活動を行って行く予定です。
2024年サステナビリティ活動の代表例
・サロニアが自宅から発送できる小型家電のリサイクル回収をスタート
・ボタニストが環境省が実施する「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」に参画。ヘアケア商材では初選出
・本社を大阪・南船場エリアに移転。自然とのつながりを感じられるバイオフィリックデザインを採用
・ボランティア活動の社員参加人数3年間で約3倍にアップ


⎯⎯2025年のビューティ業界でどう戦っていく?
ヘアケア市場は、中・高価格帯のプレミアムヘアケアが引き続き高い伸長率で市場を牽引、今後も加速すると見ています。そういった中で、これまで力を入れてこなかったインバウンド対策は、商品カテゴリーの幅も広がってきたので目薬や家電を中心に強化します。2028-2030年の売上高1000億円達成に向け、2025年は大きな柱のヘアケアを堅調に伸ばしつつ、同時に美容家電と新たな成長の柱としてスキンケアを急成長させ、新カテゴリーの種をたくさん蒔いていく計画です。さらに財務規律を重視したM&Aを通じ、新たな強みの獲得及び事業領域を拡張していきます。
2025年12月期予想
売上高:520億円(前期比15.5%増)
営業利益率:50億4000万円(同10.0%増)
EBITDA:67億6000万円(同30.1%増)
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■大西洋平(おおにし ようへい)2005年立命館大学在学中に個人事業主としてY.B.Oを設立。当時のモバイル通販市場の拡大に着目し、アパレルモバイル通販事業で起業。その後、次々に新規事業を考案するなかで、「デジタルでトライアルと認知を獲得し、リアルに流通する”ビューティ領域のOMOモデル”」を確立。2007年3月、株式会社I-neとして法人を設立。デジタルを中心とするマーケティング戦略が奏功し、ボタニカルライフスタイルブランド「ボタニスト(BOTANIST)」、ミニマル美容家電ブランド「サロニア(SALONIA)」が大ヒット。2020年9月25日に、東証マザーズ市場(現・グロース市場)へ上場。2023年9月東証プライム市場に移行した。2024年は100億円でトゥヴェールを買収し話題を集めた。
⎯⎯2024年を一言で表すと。
「決断」です。
2024年は多くの決断がありました。1つはスキンケアブランド「トゥヴェール(TOUT VERT)」の子会社化です。100億円規模のM&A実施は当社にとって大きな決断だったと思います。そしてもう1つは中国の撤退。5~6年投資を続けてきましたが、一昨年の福島第一原発処理水の海洋放出の影響や、中国市場の景気減速、中国国内ブランドの台頭などさまざまな要因が重なり、他へのリソース集中のため決断しました。
I-ne 2024年12月期連結決算
売上高:450億600万円(前期比8.1%増)
営業利益:45億8300万円(同4.7%増)
経常利益:46億2100億円(同6.6%増)
親会社株主に帰属する当期純利益:29億3800万円(25.7%減)
⎯⎯トゥヴェールの買収は業界でも大きな話題となりました。どういうところが魅力だったのでしょうか?
大前提に、当社の戦略でスキンケア領域の拡大を狙っていながらも、スキンケアの立ち上がりが遅かったというのがあり、専門ブランドとタッグを組むことが良いと判断しました。トゥヴェールは少人数の企業だからこそ、伸び代がたくさんあると感じています。今後はトゥヴェールの公式SNSアカウントを開設して、プロダクトやブランドについてのより深く理解してもらうことや、お客さまとの接触や交流を増やすことで認知もまだまだ伸ばせます。また、対応が追いついていない物流や受注、ECのサポートを行うだけでも売り上げがアップするイメージができます。一方で、トゥヴェール側からは当社のスキンケア戦略についてのフィードバックや成分アドバイスも多くもらえており、すでにたくさんのシナジーが生まれています。

トゥヴェール 2024年6月期
売上高:41億900万円、営業利益:13億5800万円
2024年6月期末純資産24億9000万円、自己資本比率77%
⎯⎯トゥヴェールのブランドはどう成長させていく考えでしょうか?
成分研究の専門家から生まれた化粧品なので、そのコンセプトは保ちながらSKUや販路を広げていきたいですね。ただ、“どこでも買えるブランド”にはしたくないため、販路にはこだわり慎重に厳選し拡大していきます。

⎯⎯2024年に好調だったブランドとその理由を教えてください。
ヘアケア事業では、一昨年に引き続きヨルは前期比13.0%増で着地しました。2023年秋に発売したヘアケアの新バリエーション「 ディープナイトリペアシリーズ」でシェアを獲得したほか、ボディケアアイテムや、入眠が良くなるというテーマの入浴料がECでのランキング複数獲得や地上波でも露出が増えヒットしました。ブランドの資産を活かしながらカテゴリーを拡張できたことはヨルにとって非常に良かったですね。

今年で10周年を迎えた「ボタニスト(BOTANIST)」はある程度成熟のフェーズにあり、安定したポジションから更なる成長フェーズへ移行させていくかが課題です。リニューアルを経てメインのヘアケアのポスはさらに上がりました。また、エイジングヘアケアラインの「ボタニスト ルース」はリニューアルによって再成長。今後はヘアケア以外のカテゴリーでも新たな価値を提供していきたいと考えています。
⎯⎯ヘアケアでは競合他社も多く、中・高価格帯を狙ったブランドも台頭しています。そういった中でどういった戦略で勝ち抜くのでしょうか?
競合他社の有無に関わらず、やはりお客さま視点が第一。生活者が「欲しい」と思うものを粛々と作り続けることが大事ですよね。その時々に求められているものや、まだ可視化されていない「半歩先」のインサイトをとらえて商品として提供することがヒットにもつながります。そして創業から注力しているEコマースやデジタルマーケティングも当社の強みのひとつです。トレンドの半歩先を読んで作った商品に最先端のプロモーションやデジタルマーケティングのプロモーションを組み合わせ、店頭で選ばれる商品になるよう意識しています。
ブランドマネジメントシステム「IPTOS」
I-neが生み出した、Idea(アイデア)、Plan(企画)、Test(検証/需要予測)、Online/Offline(テスト販売)、Scale(ECスケール/小売拡大)の各フェーズの頭文字を取った、商品開発におけるフレームワーク。このフレームワークに沿って開発を進めた上で、テストのフェーズをクリアしたものは、実際にある程度売れる見込みが立ちやすく、かつフレームワーク自体の再現性が高いという特徴があるという。
⎯⎯美容家電「サロニア(SALONIA)」は、ブランド目標予算100億円を上回って着地しました。
前期比15.6%増の106億6000万円と過去最高実績を更新しました。これまでは低価格帯のヘアアイロンやドライヤーが売上の大半を占めていましたが、現在は中価格帯の売上がかなり高まっていて、狙い通りですね。この価格帯での売れ筋が、「EMSリフトブラシ」(同322.7%)、スチーマー(同154.0%)など、ほかシャワーヘッドも好調です。ブランドの中高価格帯は3万円ほどですが、これは他社の同スペックの商品に比べて値頃感があると思います。中高価格帯でもサロニアらしいコストパフォーマンスを発揮できている点が支持されている理由の一つだと思います。あとはシンプルな機能性やデザインも好評です。また、サロニアはEコマースでテスト販売した後にオフラインで販売するという流れですが、Eコマース比率が65%ほど。そう考えると、オフラインはまだまだ伸び代があると捉え、強化していきます。今後も引き続き中高価格帯の商品を発売する予定です。

⎯⎯トゥヴェールを買収し、スキンケアビジネスも拡大するのではないでしょうか。
2024年3月にローンチしたドクターズスキンケアブランド「スキンリメド(SKN REMED)」や、リニューアルで新客獲得に貢献した「リンクフェード(WrinkFade)」が好調に推移していますが、トゥヴェールが加わることで、大きなボリュームになります。昨年は、グループ会社のEndeavourから美容鍼灸発想でトレンド性のある成分を配合したスキンケアブランド「ビリュー(BiRyu)」といった話題性のあるアイテムもローンチしました。
そのほか、一昨年に発売した当社初の医薬品となるティアーズアイケアブランド「ティアラル(Tearal)」はインバウンド需要が高いのが特徴ですね。医薬品のため開発に時間がかかりましたがこの3月から新たに2SKUが加わりました。
⎯⎯今期も新ブランドが続々登場します。
まず2月に再生柔軟剤ブランド「リウェア(ReWEAR)」をオンライン限定でローンチし、楽天市場で2度完売するなど、好調なスタートを切り4月から全国のドラッグストアへの展開も決まりました。洗濯のたびに酵素の力で毛玉や毛羽立ちを除去して“服をよみがえらせ”、新品のようななめらかな仕上がりを叶えるという、画期的なブランドです。「衣類を長く大切に使う」視点で開発した、サステナビリティも意識したI-neらしいプロダクトを揃えています。「2025年中に10の新規ブランドを立ち上げる」といった目標に向け、引き続き、イノベーションを起こす新カテゴリーのブランドを発表する予定です。



⎯⎯中国市場の撤退を発表し、今後の海外戦略はどう計画していますか?
中国は撤退したものの、台湾や香港で引き続き好調であること、またシンガポールとマレーシアを中心に東南アジアのドラッグストア販路の拡大により、グローバル全体では増収となりました。ボタニストは2024年に台湾のサステナブルな商品が選定される 「女人我最大 粉美賞(ビューティー大賞)」において「Clean Beauty」賞を受賞しました。今季からは、中国に集中していたリソースや資金を他に分散させグローバル全体の種まきを行います。
⎯⎯これまでファブレス経営を行ってきましたが、前期にサロニアの生産管理・輸出入・貿易実務・品質管理等の機能を有する東亜産業の、完全子会社であるTTradingを連結子会社としました。
TTradingの連結子会社化は、サロニアの生産管理等の機能をI-neグループ内に取り込むことで、OEM委託先との直接取引が可能となりました。中間マージンの削減によりEBITDAは年間約8億円の改善が見込まれます。さらに、生産・品質管理機能をグループ傘下に置き、スピーディな商品開発やQCD(品質・コスト・生産管理)の向上を図ります。こうして獲得した利益を、サロニアブランドにおける中~高価格帯商品の開発と販売に再投資することで、美容家電事業のさらなる成長が見込まれます。
現時点では自社工場を建てる予定はないですが、M&Aは選択肢のひとつには入れています。スピーディかつよりコストを追求したモノづくりを視野に入れると工場が加わるかもしれませんね。

⎯⎯サスティナビリティで新しい取り組みはありますか?
クレイビューティブランド「ドロアス(DROAS)」では、子どもと共に泥の触れ合いを通じた自然体験活動を行いウェルビーイングに貢献し、その活動の動画が環境省主催の「環境教育・ESD実践動画100選」に選定されるなど、サステナビリティ活動にはより力を入れています。今期もさまざまな活動を行って行く予定です。
2024年サステナビリティ活動の代表例
・サロニアが自宅から発送できる小型家電のリサイクル回収をスタート
・ボタニストが環境省が実施する「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」に参画。ヘアケア商材では初選出
・本社を大阪・南船場エリアに移転。自然とのつながりを感じられるバイオフィリックデザインを採用
・ボランティア活動の社員参加人数3年間で約3倍にアップ


⎯⎯2025年のビューティ業界でどう戦っていく?
ヘアケア市場は、中・高価格帯のプレミアムヘアケアが引き続き高い伸長率で市場を牽引、今後も加速すると見ています。そういった中で、これまで力を入れてこなかったインバウンド対策は、商品カテゴリーの幅も広がってきたので目薬や家電を中心に強化します。2028-2030年の売上高1000億円達成に向け、2025年は大きな柱のヘアケアを堅調に伸ばしつつ、同時に美容家電と新たな成長の柱としてスキンケアを急成長させ、新カテゴリーの種をたくさん蒔いていく計画です。さらに財務規律を重視したM&Aを通じ、新たな強みの獲得及び事業領域を拡張していきます。
2025年12月期予想
売上高:520億円(前期比15.5%増)
営業利益率:50億4000万円(同10.0%増)
EBITDA:67億6000万円(同30.1%増)
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