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スタイルあるモノ選び。フライターグの創業者・マーカスの美意識が息づく私物。

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役目を終えたトラックタープを、世界にただ一つのデザインバッグへと転生させる〈フライターグ〉。スイス・チューリッヒで創業者のひとり、マーカス・フライターグに[この記事]で話を伺いましたが、モノを消費するのではなく、長く愛用するということがブランド哲学のひとつであることが印象的でした。しかも、それが絵に描いた餅ではなく、ちゃんと実践されていることに。では、その本人はどんなモノを愛用しているのでしょうか。華美なものを嫌う、マーカスのひとつの美意識で選ばれたアイテムをご覧ください。

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Map
「旅が好きでいろいろな場所に行くんだけど、アナログの地図が好みです。もちろんこの時代、Google Mapは便利で使うには使うけど、画面が小さいでしょう? これであれば一目でどこに行きたいかすぐわかるし、たとえば、何かを書き込んだり、誰かに教えたりすることも簡単。なによりも美しい。ポケットに入るくらい、小さく折りたためるので、持ち運びもラクです。結局、紙ものが好きなんでしょうね。ちゃんと編集されて、余分な情報がないのが紙のよさだと思います」

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プラモデル
「ご覧の通り、これは一度も組み立てたことはありません(笑)。あくまでインピレーションのひとつとして捉えています。このグラフィックがとてもお気に入りなんですが、このキャラはトラッカーだからぼくのライフスタイルとはちょっと違いますね(笑)。パートに分けて、組み立てるっていう意味では〈フライターグ〉とも共通しているのかも。こういうコツコツと作るものが好きですが、これに関しては箱に入ったままが良いですね(笑)」

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フライターグタワーの積み木
「チューリッヒ市内にあるフライターグタワー、またはストアの横にあるコンテナを模した積み木です。木はメープルツリー(カエデ)などを使ってます。総じて子供が好きなので、プレゼントとしても人気がありました。『ありました』と過去形なのは、限定品で、もういまは売ってないからです」

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日本製のツールボーックス
「『FABRIKAT』というスイスのDIYショップで購入した、ツールボックス。おそらく日本製です。自転車をちょっと直したり、製品のプロトタイプを作るときに使ったりします。こういう必要なものがコンパクトにまとまっているのは好きですね、自分の性格だと思います。スイスにも、DIYショップがあるけど、質はあんまりですね。東京で行きましたが、東急ハンズがあるのはうらやましいですね。大好きなスポットです」

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形が好きなもの その1
「ぼくは折りたたみ自転車を3台持っていて、中でもBirdyというドイツのメーカーのものは15年も乗り続けています。このように自転車が大好きで、自転車のプレイカード(写真右上)も持っているというわけです。日本製のステープラー(写真中央上)は、芯を使わずに紙に穴を開けて紙の束をまとめることができます。芯を使わなくていいというのが環境によくて画期的でした。『SIMSON』は自転車のパンク修理キットです」

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形が好きなもの その2
「小さくて機能的なものばかり。自転車のベルはちょっとほかとは違うジャンルのものですが(笑)、どれもシンプルなデザインが気に入ってます。日本のカッターや糸切りばさみなども機能がそのまま形になっていて、美しいですね」

Photo_Ari Takagi

Text_Shinri Kobayashi


FREITAG Store Shibuya
電話:03-6450-5932
www.freitag.ch

Source: フィナム

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